ユール
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ユール(英語 yule; Yule)とは、古代ヨーロッパ(ゲルマン人)で、冬至の頃に行われた祭り、ユール祭のこと。
のちにキリスト教との混交が行われ、英語ではクリスマスの季節(Yuletide)や、クリスマスの祝祭自体を指す言葉となった(現在は古語として、使われない)。
北ドイツと北欧諸国では現在でもクリスマスのことをユールと呼び、クリスマスでは通じない。
以下の関連した言葉がある;
- Yule log (Yule block, Yule clog) - クリスマス前夜に炉で焚く大薪。現存の習慣
-
- ユール・ログ(菓子) Yule log
- アドベントカード(ユールカレンダー) - 現存の習慣
各言語では以下のようになる;
ゲルマン祖語 | *jehwla, *jeghwula |
古ノルド語 | Jōl |
ノルウェー語 | jul |
デンマーク語 | jul |
スウェーデン語 | jul |
古英語 | gēol, gēohhol |
ドイツ語 | das Jul, Julfest(北ドイツ) |
[編集] 関連項目
- 新「異教」主義(復興「異教」主義) Neopaganism
[編集] 参考資料
- Rouche, Michel, "Private life conquers state and society", in A History of Private Life vol I, Paul Veyne, editor, ハーバード大学出版(Harvard University Press)、1987年、ISBN 0-674-39974-9
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