ユングフラウ
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標高 | 4,158 m | |||
位置 | 46°33′N 7°58′E | |||
所在地 | スイス | |||
山系 | アルプス山脈 | |||
種類 | -- | |||
初登頂 | 1811年 メイヤー兄弟 |
ユングフラウ(独:Jungfrau 「乙女」、「処女」の意味)は、スイスベルン州山岳地方にあるアルプス山脈の同名の山地の最高峰である。
目次 |
[編集] 概要
ユングフラウは同じ山地の他の2つの高峰であるアイガー・メンヒとともにオーバーランド三山と呼ばれている。
初登頂は、アーラウ在住のメイヤー兄弟によって1811年に成し遂げられた。かつては登るのが難しい山であったが、現在はユングフラウ鉄道(全長9.3km)のラック式鉄道が標高3454mのユングフラウヨッホまで運行している。ユングフラウヨッホ駅はヨーロッパで一番高い位置にある鉄道駅である。ヨッホとは山のピークとピークの間の鞍部をさす。
[編集] ルート
グリンデルヴァルトやラウターブルンネンからヴェンゲルンアルプ鉄道利用して、クライネ・シャイデックでユングフラウ鉄道に乗り換えユングフラウへ向かう。クライネ・シャイデックを出発すると直ぐにアイガーの東側からアイガー、メンヒを貫くトンネルに入る。ここから先は終点までトンネルである。列車は北壁の内側を通過している途中のアイガーヴァンド(Eigerwand:アイガーの絶壁)という北壁の裏にある高さ1m幅8mほどの展望用の窓において一度停車する。この窓はトンネル工事の際の土砂の排出や、登山者の救助のアクセスポイントとしても使用されてきた場所である。ここでは5分ほど停車するため、列車を降りて窓の外の景色を見ることができる。その後トンネルは西に向きを変えユングフラウに向かう。ユングフラウヨッホに着く前に2度目の停車がある。ここでは、窓からアイスメア(Eismeer:氷の海)を見ることができる。2回の停車時間を含めてクライネ・シャイデックからユングフラウヨッホまでの時間は50分ほどであり、帰りの時間は35分ほどである。
トンネルの全長は約7km、勾配は最大で250‰(パーミル:25%)である。1898年から1912年にかけて作られた。
[編集] ユングフラウヨッホ周辺
ユングフラウヨッホのメンヒよりの場所には、トンネルを含む大きな建物ができている。そこにはホテル・「The Top of Europe」を始めとする2つのレストラン・小さい映画館・スキー教室などの他に氷の彫刻のコレクションがある。トンネルは建物の外の平らな場所(周囲の山同様雪に覆われている)へと続いており、アレッチ氷河などへ徒歩で行くことも可能であり、氷河では貸しスキーで滑ることも可能。