ヤング・コンポーザーズ・ミーティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
ヤング・コンポーザーズ・ミーティング (Young Composers' Meeting) は、オランダのアペルドールン市で開催されるミーティング。YCM 20XXと略されたり、語頭にInternationalが付されることがある。
目次 |
[編集] 概要
世界中の作曲家からオルケスト・デ・エーレプライスの為の三分以内の作品を作曲して欲しいという趣旨の元、いくつかの財団からの支援を受けて1995年よりこのプロジェクトが行われている。コンサートとコンクールと指導ディレクターからのレッスン他を兼ね揃えている事も特徴である。
書類と音源と楽譜による審査を経て、毎年最大15名の作曲家を選び、選んだ時点で作品を委嘱する。このようにして選ばれた作品全曲をコンサートで演奏して、その中から優れた作曲家たちを選出する。選出された作曲家には賞金及び来年の新作委嘱の恩恵に浴すことになる。原則的には公募のみで審査するが、審査員の強い推薦により公募外の作曲家が招待される可能性もある。
管楽器と打楽器を主体とした大変個性的な編成に書かなければならず、ここが作曲家の腕の見せ所となっている。音色的な実験が難しいのではないかという推測をノルウェー出身のマヤ・スールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(b.1973)はあっさりと覆し、魅惑的な音色美が評価され彼女は1997年度の優勝に輝くことになった。原則的には、入賞者の作品がその年のガウデアムス音楽週間で再演される。
[編集] 賞金と委嘱
2007年度以降第一位は賞金2500ユーロ及びオルケスト・デ・エーレプライスからの委嘱、第二位は賞金1500ユーロ及びアペルドールン国際財団マスタークラスからの室内楽曲の委嘱、第三位はオランダ国立ユースオーケストラからの委嘱賞金2500ユーロ。
[編集] 編成
2006年以降は2fl,cl,2sax,1hrn,1trp,2trb,1tub,E-git,E-bass,perc,pno&1cond;additional 5voices ad lib.で委嘱される。指揮者を演奏者が兼ねていたことも多かったが、煩雑な処理が多く専属を設けることになった。なお優勝者の次年度の委嘱作品は、声楽を使ってはならない。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | 現代音楽