ヤコフ・サンニコフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤコフ・サンニコフ(露: Яков Санников、ラテン文字転写: Yakov Sannikov、生没年未詳)は、ロシア帝国の商人およびノヴォシビルスク諸島の探検家。エヴェンキ人とされている。1800年にサンニコフはストルボヴォイ島を発見、海図に記載した。1805年にはファデエフスキイ島を発見した。1808年から1810年にはマトヴェイ・ゲデンシュトロムが率いる探検隊に参加した。1810年にサンニコフはノヴァヤ・シビリ島を横断しファデエフスキイ島を探検した。サンニコフはまたゼムリャ・ブンゲも発見している。サンニコフはコテリヌイ島の北に島があると主張、その島はサンニコフ島と呼ばれるが、現代では実在しないことが明らかにされている。しかしロシア(ソ連)では、1944年まで存在すると考えられ、ゲデンシュトロムを始め、多くの探検家もサンニコフ島を目撃しており、彼らが何を見たのかは今も謎である。小リャーホフスキー島とコテリヌイ諸島との間の海峡にはサンニコフの名前がつけられている。