モーリス・ホワイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モーリス・ホワイト(1941年12月19日生、テネシー州メンフィス、米国)はアース・ウィンド・アンド・ファイアーのバンドリーダーで、ミュージシャン。
[編集] 経歴
初期はドラマーとしてピアニストのラムゼイ・ルイスのバック・ミュージシャンとして活躍。
1969年にシカゴにてモーリスは自身のグループ、『ソルティ・ペパーズ』を結成し、これがアース・ウィンド・アンド・ファイアーの前身となる。キャピトル・レコードからシングルを残している。70年にはグループ名をアース・ウィンド・アンド・ファイアーと変えてワーナーと契約した。名前の由来は占星術によるとモーリスは土、風、火の要素があるからと言う事からと、宇宙論を結びつけ、Earth, Wind & Fire(土と風と火)と名づけた。1973年にHead To The Skyをコロムビア・レコードからリリースし、ゴールド・ディスクを獲得する。1970年代後期にはエモーションズのプロデュース、バックトラックに全面参加。
EWFはモーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのツインヴォーカル、重厚なホーン・セクションが特徴であったが、1980年代半ばには、その大きな売りであったホーン・セクションを捨て、打込みによる電子音中心のバンド形式を取ったが低迷し、現在は再び原点回帰している。
1995年にはプロデューサーとしてラムゼイ・ルイス等のグループアーバン・ナイツの立ち上げに関与している。
モーリスがパーキンソン病にかかったため、現在はフィリップが中心メンバーとなっている。幾度となく来日公演を行っているが、2004年に行われた来日公演がモーリス込みで最後の公演とも噂される。