モータルコンバット
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モータルコンバット Mortal Kombat |
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ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
対応機種 | アーケード スーパーファミコン ゲームボーイ ゲームギア メガドライブ プレイステーション セガサターン プレイステーション2 ゲームキューブ XBOX Xbox 360 |
発売元 | アクレイムジャパン(日本) ミッドウェイゲームス(米国) |
人数 | 1~2人 |
メディア | カートリッジ |
発売日 | 1993年12月24日 |
価格 | 9,800円 |
その他 | 対応機種以外の情報は日本版モータルコンバット(SFC版)のものである。 |
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『モータルコンバット』 (Mortal Kombat) はミッドウェイゲームスが制作した対戦型格闘ゲームである。
目次 |
[編集] 概要
1992年に米国にて、アーケード用の実写取り込みのキャラクターによる2D対戦型格闘ゲームとして発売された。日本では1993年にアクレイムジャパンよりスーパーファミコン用に移植される。その他に、ゲームボーイ、メガドライブ、セガサターン、ゲームギアの他、ヨーロッパ地域ではマスターシステムも含め、様々な機種に移植された。
お世辞にも操作性は良いとは言えず、またキャラクターデザインも日本人受けしにくいものであった。しかし対戦に敗れた相手を惨殺する残虐なフィーチャー(Fatality)が一部で受け、コアな人気を持つにいたった。
なお海外では大ヒット作品になっており、数多くの続編が作られ、後に映画版『バイオハザード』シリーズをつくるポール・W・S・アンダーソン監督によって映画化もされている。
[編集] 歴代シリーズ
- Mortal Kombat
- 通称MK。モータルコンバットシリーズの第一作目の作品。サブ・ゼロの脊髄ごと首を引っこ抜くFatalityは見た目のあまりのインパクトの強さに、日本のMKプレイヤーたちの間で話題になった。日本で発売されたSFC版は規制のために血が飛び散らず、一部のキャラのFatalityが変更されたが、MD版、MDCD版の残虐描写は、アーケード版を忠実に再現している(MD版は隠しコマンドを入力する必要がある)。
- Mortal Kombat II
- ステージ内に設置されているオブジェを使用して止めを刺すStage Fatality(Pits)の種類が増え、Friendship、Babalityと言ったユニークなFatality技が追加された。また、前作では一人一つしかなかったFatalityが二つ(スコーピオン、シャン・ツンのみ三つ)に増えている。日本版のSFC版は前作同様、規制のため血の色が緑にされ、Fatalityの際に白黒画面になる演出が追加された。
- Mortal Kombat 3
- 三作目になり、コンボを決めた際にコンボ数とコンボによるダメージ率が表示され、素早く移動できるダッシュを行えるようになった。PS版ではナレーションが日本語化されるなど、ローカライズが施された唯一の作品。また、北米では初期のPlayStation本体にこのソフトが付属していた。Ultimate Mortal Kombat 3 (UMK3) というバージョンアップ版が存在する。
- Mortal Kombat Trilogy
- 通称MKT。1~3のキャラクターをすべて登場させた実写時代のMKの集大成とも言える作品。基本的なシステムはMortal Kombat 3と同じ。日本ではソフトバンクよりプレイステーションで発売された。現在は入手困難になっている。
- Mortal Kombat 4
- この作品からキャラクターが実写取り込みからポリゴンキャラに変更された。現在のところ最後のアーケードゲーム作品でもある。また、剣や棍などの武器を任意に使用することができるようになった。なお、このシリーズからは日本では未発売。Fatalityの多くは2D時代の者を踏襲しており、爆発の描写やカメラワーク等については最も大胆な作りが為されている。
- Mortal Kombat Deadly Alliance
- シリーズ5作目。通称MKDA。プラットフォームがプレイステーション2やXBOX等に移り、急激にグラフィックの質が向上。キャラクターはそれぞれ二つの格闘スタイルと一つの武器を持ち、戦闘中に自由にスタイルを切り替え、武器に持ち替えることが可能。各スタイルによって攻撃モーションやコンボが異なる。Stage FatalityやFriendship、Babality等の特殊Fatalityがほぼ全て無くなり、Fatalityも各キャラクター一つのみになってしまった。
- Mortal Kombat Deception
- シリーズ6作目。通称MKD。基本的なシステムはMortal Kombat Deadly Allianceとほぼ同じ。Fatalityが各キャラクター二つ所有に戻り、Stage Fatalityも復活した。
- シュジンコウを操作してストーリーを進める「コンクエスト」や、キャラクターたちを駒にした「チェスコンバット」、2頭身のキャラクターが登場する落ち物ゲーム「パズルコンバット」など、その他のモードも充実。
- Mortal Kombat Armageddon
- 通称MKA。MK4、MKDA、MKDの登場キャラクターに加え、レイン、モタロー、カメレオン等の未ポリゴン化キャラクターも参戦。キャラクタークリエイト機能も搭載し、過去のモータルコンバットの集大成と言える作品である。基本的なシステムはMortal Kombat Deceptionとほぼ同じだが、各キャラクターの格闘スタイルは一つになり、Fatalityのシステムがコンボのように連続攻撃を加えていくことで止めを刺すKreate a Fatalityというものに変更された。
- 前作に引き続き「コンクエスト」も存在し、2頭身のキャラクターがカーレースで競い合う「モーターコンバット」といったモードがある。
上記に上げた以外にも『Mortal Kombat Mythologies:Sub-Zero (MKM) 』や『Mortal Kombat Shaolin Monks (MKSM) 』といった外伝的作品も存在する。
[編集] Fatality
- Fatality(フェイタリティー)、究極神拳(きゅうきょくしんけん)
- 「究極神拳」は日本版Mortal Kombat、Mortal Kombat IIで使用された名称。それぞれのキャラクターが持つ基本的な止め技。完全に止め専用の技なので通常の戦闘時に使用することは出来ない。主に相手を惨殺する技が多いが、驚かせてショック死や爆弾で地球ごと爆破と言った奇抜な技もある。
- 一人のキャラクターにつき、1~3つのFatalityを持つ(シリーズにより個数は異なる)。
- Stage Fatality(Pits)(ステージフェイタリティー)
- 天井の針に突き刺す、強酸のプールに落とすなど、ステージの地形を利用して相手に止めを刺すFatality。一部のステージでのみ使用可能。Mortal Kombat Deception及びArmageddonでは通常のリングアウト扱いとなっており穴に落としたり特定のオブジェに叩きつけるだけで発動する。
- Friendship(フレンドシップ)
- 踊りを踊ったり相手にプレゼントを贈る等して相手に友好を示す技。
- Babality(ベイバリティー)
- 相手を赤ん坊に変えてしまう技。
- Mercy(マーシー)
- 勝負が3本目のラウンドにもつれ込んでいるときのみ使用可能な技。相手の体力をほんの僅かだけ回復して勝負を再開する。後述のAnimalityを発動するためには、Mercyを行う必要がある。
- Animality(アニマリティー)
- 動物や恐竜等に変身して止めを刺す技。Mercyを実行した方、受けた方どちらでも使用できる。
- Brutality(ブルータリティー)
- 続けざまに拳と蹴りを繰り出し、相手の肉体が破壊されるまで攻撃を叩き込む技。
- Hara-Kiri(ハラキリ)
- 通常のFatalityとは異なり、相手に二本先取された際に使用できる技で止めを刺される前に自決する。
- Kreate a Fatality(クリエイトフェイタリティー)
- Mortal Kombat Armageddonで採用された新たなシステムのFatality。時間制限以内に決められたコマンドを入力し、次々と相手に打撃を与え、止めを刺す。最高は11段まで打撃を与えられるが、1段与えるごとに時間制限が短くなっていく。最終的に全て胴体切断に行き着いてしまう事もあり、従来の個別に設定されていたFatalityと比べて個性が無くなったとの声が多い。
[編集] 登場キャラクター
初登場の作品別に掲載。スラッシュの後は漢字での表記、日本語読みは一般的に多く呼ばれているものを記載する。
[編集] Mortal Kombat
- Liu Kang(リュウ・カン/劉鋼)
- シリーズ通しての主人公。中国拳法の最高秘密結社である「白蓮(→en:White Lotus Society (Mortal Kombat))」のメンバー。Mortal Kombat Deadly Allianceにおいてシャン・ツンとクァン・チーによって殺害されるが、Mortal Kombat Deceptionにてゾンビとして復活する。Mortal Kombat Armageddonで再生する。
- Raiden(ライデン/雷電)
- 雷の力を操ることが出来る雷雲の古代神。日本版ではRAYDENと表記される。必殺技時の独特の叫び声が特徴。何故か自滅するFatalityがある。日本の神、雷神をモチーフにしていると思われる。
- Sonya Blade(ソニア・ブレイド)
- 米軍特殊部隊(→en:Special Forces (Mortal Kombat))中尉。カノウを追っている。Mortal Kombat IIではカノウと共にシャオ・カーンに捕らわれの身となるが、ジャックスによって救出された。
- Kano(カノウ/加納)
- 組織「黒龍会(→en:Black Dragon (Mortal Kombat))」の最高幹部。国を追放された日本人でもある。
- Sub-Zero(サブ・ゼロ/絶対零度)
- 中国の忍者組織「燐塊(→en:Lin Kuei (Mortal Kombat))」に所属する、凍気を操る忍者。後に『燐塊』の総帥の座につく。サブ・ゼロは兄弟で存在し、Mortal Kombat MythologiesとMortal Kombatのサブ・ゼロが兄、Mortal Kombat II以降のサブ・ゼロは弟とされる。唯一、全作品に登場しているキャラクターである。
- Scorpion(スコーピオン/全蠍人)
- 過去にサブ・ゼロに殺害され、復讐の為に地獄から蘇った日本出身の白井流忍者。炎とハープーンを操る。なお、モータルコンバットIIのエンディングでは、サブ・ゼロ(兄)を殺して復讐を果たすもそれが過ちであることに気づき、償いのためにサブ・ゼロ(弟)を守ることを決意した。しかし、この設定は後の続編には引き継がれていない。
- Johnny Cage(ジョニー・ケージ、もしくはジョニー・ケイジ)
- ハリウッドの映画俳優だが、類稀なる格闘センスの持ち主でもある。何故か金的攻撃を持つ。彼が出演している作品に、「ドラゴンフィスト」、「バイオレンスヒーロー」、「モータルコンバット」などがある(もちろん、全て架空の作品である)。ちなみにトレードマークであるサングラスは、基本的にかけたまま戦っているが、Mortal Kombat と Mortal Kombat IIでは外したまま戦っている(勝利時にサングラスをかける)。
- Reptile(リープテイル、もしくはレプタイル)
- 爬虫類から進化した種族の最後の生き残り。Mortal Kombatでは非常に条件の厳しい隠しキャラとして登場し、必殺技もスコーピオンやサブ・ゼロと共有していたが、Mortal Kombat II以降独自の技を持つようになった。姿を消して戦う事が出来る。3D化にあたって最も変化があったキャラクターで、4以降は完全に亜人の姿をしている。
- Goro(ゴロー)
- 魔界(→en:Outworld)からやってきたショカン族と呼ばれる半龍人。四本の腕を持つ。
- Shang Tsung(シャン・ツン/尚宗)
- ボスキャラクター。老人の姿をしていたが、後にショウ・カーンより若い肉体を授けられる(しかし、Mortal Kombat Armageddonの予告ムービーではゾンビ版リュウ・カンによって再び老人の姿に戻される描写がある)。他のキャラクターに変身出来る能力があり、Mortal Kombat Trilogyでは約35キャラに変身可能だった(それぞれ個別にコマンドが割り当てられている)。変身を介して見事なコンボを研究するプレイヤーも多い。
[編集] Mortal Kombat II
- Kung Lao(クン・ラオ/功老)
- 少林寺の武闘家であり、500年前にゴローによって殺されたクン・ラオ(→en:Great Kung Lao)の末裔である。先祖の汚名を晴らすためにクン・ラオの名を継承している。刃が付いた帽子を武器にする。外伝作品であるMortal Kombat Shaolin Monksではリュウ・カンと共に主役を務めた。
- Jax(ジャックス)
- フルネームはジャクソン・ブリッグス(Jackson Briggs)。米軍特殊部隊少佐で、ソニアの上司に当たる。Mortal Kombat 3では魔界の戦士に対抗するため、腕をサイボーグ化する。
- Baraka(バラカ)
- 魔界の住人。両腕に鋭利な刃を仕込んでいる。
- Kitana(キタナ)
- エデニア(→en:Edenia)と呼ばれる世界の王女。鉄扇を武器にする。
- Mileena(ミレーナ、もしくはミリーナ)
- キタナの妹。しかし、実態はシャン・ツンが作り出したクローン人間。投げナイフが武器で、マスクに隠した凶悪な口で相手を飲み込む。Mortal Kombat Deceptionではかなりギリギリの服装で登場している。
- Smoke(スモーク)
- 常に周囲に煙を発する「燐塊」の忍者。後に肉体をサイボーグ化され、その気になれば地球一つを破壊するほどの力が備わる。Mortal Kombat IIではシークレットキャラクターとして登場する。
- Mortal Kombat Deceptionではヌーブ・サイボットと共に「ヌーブ・スモーク(→en:Noob-Smoke)」としてタッグで参戦する。
- Jade(ジェイド)
- キタナの友人。棒術を使う。Mortal Kombat IIではシークレットキャラクターとして登場する。
- Noob Saibot(ヌーブ・サイボット)
- 全身漆黒の謎の人物。正体はスコーピオンに殺害されたサブ・ゼロの兄が悪霊となって蘇った姿とされる。Mortal Kombat IIではシークレットキャラクターとして登場する。Mortal Kombat Deceptionではスモークと共に「ヌーブ・スモーク」としてタッグで参戦する。
- Kintaro(キンタロー)
- ゴローと同じく、魔界のショカン族の戦士。リュウ・カン等に倒されたゴローの復讐に燃える。名前の元は金太郎。
- Shao Kahn(シャオ・カーン、もしくはショウ・カーン)
- 魔界の支配者。シャン・ツンを利用してモータルコンバットを開催させた張本人。
[編集] Mortal Kombat 3
- Sindel (シンデル)
- シャオ・カーンの妻。その正体はエデニアの女王であり、キタナの母である。宙に浮くことができる。
- Sheeva(シーヴァ)
- ゴロー、キンタローと同じショカン族の女戦士。シャオ・カーンとモタローの暗殺をたくらみ、カノウと手を結ぶ。
- Stryker(ストライカー)
- 暴徒鎮圧部隊の生き残り。フルネームはカーティス・ストライカー(Kurtis Stryker)。人外な外見・能力を持つキャラクターが多いこのゲームにおいてサブマシンガンやスタンガン、グレネードといった近代武器を使用し、超能力的な技を持たない稀有な存在。
- Cyrax(サイラックス)
- 「燐塊」によって肉体を改造されて作られたサイバネティック忍者。後に「燐塊」から抜け、米軍特殊部隊に入る。ちなみに改造前は黒人の男性であった。
- Sektor(セクター)
- サイラックス同様、「燐塊」によって作られたサイバネティック忍者。後に「燐塊」を追われるが日本へ渡り、「Tekunin(→en:Tekunin)」なるサイバネティック忍者集団を結成する。
- Nightwolf(ナイトウルフ)
- 精霊の力で戦う、ネイティブアメリカンの戦士。
- Kabal(カバル)
- 「黒龍会」幹部。ホーク・ソードと呼ばれる変わった形状の双剣を武器にする。
- Ermac(アーマック、もしくはエルマック)
- 戦いで死んだ戦士の魂の集合体と言われる、サイコキネシスを操る戦士。元はバグから登場したキャラクタ(その他記述の「アーマックの由来」参照)。
- Rain(レイン)
- エデニア界の出身。水や雷を操る力を持つ。プレイヤーキャラクターとして使用できるのはSFC版Ultimate Mortal Kombat 3、Mortal Kombat Trilogyからであるが、その以前にアーケード版のUltimate Mortal Kombat 3のデモ画面のみに登場していた。
- 筋肉質なキャラクターが多いこのゲームでは珍しく、細身のキャラクター。
- Motaro(モタロー)
- ケンタウリアン族と呼ばれる半人半馬の魔人。ゴロー等、ショカン族とは対立している。Mortal Kombat 3ではケンタウロスに近い姿だったが、Mortal Kombat Armageddonではミノタウロスのような人型の姿になった。これは、ブレイズによって呪いにかけられたためである。名前の元は桃太郎。
[編集] Mortal Kombat Trilogy
- Chameleon(カメレオン・雄)
- リープテイルとは異なる爬虫類の種族。各ラウンド毎にランダムでサブ・ゼロ、スコーピオン、リープテイル、スモーク(人間)、ヌーブ・サイボット、アーマック、レインのいずれかのキャラクターの必殺技等の性能がセットされる(どのキャラクターがセットされたかは見た目では解らない)。
- Mortal Kombat Armageddonでは上記のような仕様は無くなり、完全に独立したキャラクターとなっている。
- Khameleon(カメレオン・雌)
- 上記のカメレオンとは異なり、こちらは雌(女性)。各ラウンド毎ににランダムでキタナ、ミレーナ、ジェイドのいずれかのキャラクターの必殺技等の性能がセットされる(どのキャラクターがセットされたかは見た目では解らない)。
- 唯一、シリーズ集大成作品であるMortal Kombat Armageddonに登場しないキャラクター。
[編集] Mortal Kombat 4
- Tanya(ターニャ)
- 国を裏切りシャオ・カーンによる侵攻に手を貸した、エデニアの女戦士。エンディングではリュウ・カンを殺害する(続編へは引き継がれていない)など、当初から悪女のイメージが前面に押し出されていた。
- Kai(カイ)
- リュウ・カンと同じく「白蓮」のメンバー。
- Quan Chi(クァン・チー)
- 妖術師。堕落の神を崇拝する「The Brotherhood of the Shadow(→en:Brotherhood of the Shadow)」のリーダー。シノックに協力するふりをして彼が作り出したアミュレットを奪う。その後、シャン・ツンと「死の同盟(→en:Deadly Alliance)」を組み、リュウ・カンとショウ・カーンを殺害する。
- Jarek(ジャレック)
- 黒龍会のメンバーの一人。加納の右腕的存在で、彼と似た技を使用する。
- Fujin(フウジン/風神)
- ライデンの弟で風の力を操る神。スポンジケーキが好き。日本の神、風神をモチーフにしていると思われる。
- Reiko(レイコ)
- ショウ・カーンの部下。「The Brotherhood of the Shadow」の一員でもある。「レイコ」は日本では女性の名前だが、このレイコは男である。
- Shinnok(シノック)
- 元はライデンと同じ古代神。強力な力を持ったアミュレットを作りだし、地球を支配しようとするがライデンに阻止され地獄へ堕ちる。その後、クァン・チーの協力を得て地獄界を手中に収める。
[編集] Mortal Kombat Deadly Alliance
- Kenshi(ケンシ)
- 盲目の戦士。かつてアーマックの命を救い、礼としてサイコキネシスの極意を教わった。名前の元は剣士。
- Frost(フロスト)
- サブ・ゼロの愛弟子で、凍気を操る女忍者。後に師匠であるサブ・ゼロを裏切ることになる。
- Bo' Rai Cho(ボー・ライ・チョー)
- 魔界の出身だが、死の同盟に立ち向かう戦士たちを指揮する。嘔吐や放屁といった下品な技を持っているが、憎めないキャラではある。
- Li Mei(リ・メイ)
- ボー・ライ・チョーと同じく、魔界の出身。ボー・ライ・チョー等と共闘していたが、Mortal Kombat Deceptionのエンディングでオナガに寝返った。
- ちなみにMortal Kombat Deadly Allianceではかなりのオバさん顔だったが、Mortal Kombat Deceptionでは美人顔に変わっている。
- Mavado(マバド)
- 「黒龍会」の前身である「Red Dragon(→en:Red Dragon (Mortal Kombat)。日本語名はおそらく「赤龍会」)」の一員。カバルの武器であるホーク・ソードを持つ。
- Nitara(ニタラ)
- 自分の住む世界と魔界を結びつけたクリスタルを探す女吸血鬼。サイラックスと共闘する。
- Hsu Hao(ハス・ハオ)
- 「Red Dragon」のメンバーの一員。
- Drahmin(ドラミン)
- 地獄界(→en:Netherrealm)に住む鬼。仮面を被り、周囲には無数の蝿が飛び回っている。
- Blaze(ブレイズ)
- シークレットキャラクター。全身を炎に包んだ謎の人物。Mortal Kombat Armageddonでは、ボスキャラクターとして登場。
- Mokap(モカップ)
- シークレットキャラクター。モーションキャプチャを担当したスタッフをキャラクター化。Mortal Kombat IIまでのライデンを演じた俳優でもある。
- Moloch(モロク)
- 地獄界の鬼。ドラミンとは違い、人型ではなく化物に近い姿をしている。
[編集] Mortal Kombat Deception
- Shujinko(シュジンコウ)
- コンクエストモードの主人公。エルダー神を復活させるためと信じ、数十年にわたりさまざまな世界を旅し、「カミドウグ」を集める。しかし、神と信じていたものの正体が実はオナガであり、全て集まった「カミドウグ」を奪われてしまう。初めは必殺技とFatalityを持たないが、特典を開放していくにつれ、スコーピオンのハープーン、アーマックのサイコキネシス等、多種多様の技やFatalityを覚える。名前の由来は日本語の主人公。
- Ashrah(アシュラ)
- 元「The Brotherhood of the Shadow」のメンバー。
- Dairou(ダイロウ)
- 元Orderrealm(→en:Orderrealm)の守護兵。濡れ衣の罪によって家族を失う。ダリウスのレジスタンスに合流し、ホタルの暗殺を狙う。
- Darrius(ダリウス)
- Orderrealmで圧制に抵抗するレジスタンスのリーダー。
- Havik(ハヴィック)
- Chaosrealm(→en:Chaosrealm)出身の怪僧。首を180度に回したり、上半身のみ回転させて攻撃するなど奇妙な技が多い。鼻から口までの皮膚が存在せず、骨が露出している。
- Hotaru(ホタル)
- Orderrealmの守護兵の隊長。Orderrealmの発展のため、オナガに手を貸す。名前の元は昆虫の蛍。
- Kira(キラ)
- テロリストに武器を売って暮らしていたが、女性であることがばれて組織から逃げ出す。その過程でカバルに出会い、「黒龍会」のメンバーとしてスカウトされた。
- Kobra(コブラ)
- 「黒龍会」のメンバーの一人。
- Onaga(オナガ)
- 長年の間、卵として眠っていたが、リープテイルの肉体を媒介にして復活したドラゴンの王。コンクエストモードではDamashiと名乗ってシュジンコウに近づき、「カミドウグ」を集めさせる。
[編集] Mortal Kombat Armageddon
- Taven(テイヴン)
- コンクエストモードの主人公。エデニアの守護者である神アルガスと、強力な妖術師である母デリアの間に生まれた半神。顔に龍の刺青を持つ。
- Daegon(ディーゴン)
- 「Red Dragon」の創立者でテイヴンとは血を分けた実の兄弟。彼の弟にあたる。が、テイヴンよりもかなり早くに目覚めていたため、肉体的には兄より年上という状態になっている。
- Sareena(サリーナ)
- クァン・チーの部下。Mortal Kombat Mythologiesとゲームボーイアドバンスで発売されたTournament Editionという作品に登場した。同僚であるJataaka、Kiaの二人と行動をしている。
- Meat(ミート)
- Mortal Kombat 4で各キャラクターを外皮が溶けたグラフィックで使用することが出来たものを、Mortal Kombat Armageddonで独立したキャラクターとして採用。歩く度に血痕が絶えず、そのくせレスリング等の身を削ぐような体術を用いるややブラックなキャラクター。
[編集] その他記述
- 特殊な英文
- ゲームのタイトル『Mortal Kombat』は本来英語では『Mortal Combat』と綴るのが正しいのだが、このゲームにおいては「C」で始まる英単語は先頭のCの文字を「K」に差し替えられて表記する(例:Conquest → Konquest、Coffin → Koffin、Continue → Kontinue 等)。これは日本語話者が英語のCとK、あるいはLとRの発音の使い分けが苦手である事にちなんでいると思われる。こういった英語話者の言葉遊びについてはEngrishを参照されたい。
- トッシーおじさんの正体
- MK2、MK3等においてアッパーを当てた際に、稀に「Toasty!(トースティー!)」というボイス(シリーズによって異なる)と共に画面右下から謎の男性が現れることがあるが、彼の正体はサウンド担当のダン・フォーデン(→en:Dan Forden)。日本語話者の耳には登場する際のボイスが「トッシー!」と聞こえることから「トッシー」または「トッシーおじさん」と呼ばれている。
- ヌーブ・サイボットの由来
- Noob Saibot(ヌーブ・サイボット)という名前は製作スタッフのエド・ブーン(→en:Ed Boon)とジョン・トビアス(→en:John Tobias)の2人の苗字を合体させ逆さまにしたもの(BoonをひっくりかえしてNoob、TobiasをひっくりかえしてSaibot。2つを足してNoob Saibot)。
- アーマックの由来
- 初代Mortal Kombatにおいて、カラー情報のバグでリープテイルの表示の際にソニア・ブレードの2Pカラーが読み込まれることで緑色が赤く変色して表示される現象があった。プログラマーのエド・ブーンがバグであることを認めず「あれは隠しキャラクター、Ermac(Error Macro の省略)だ」と呼んでいたのがアーマックの元の由来。
- 続編のMortal Kombat II でスモーク、ジェイドの台詞やエンディング後のメッセージでアーマックの存在は否定されたが、Ultimate Mortal Kombat 3で正規のキャラクタとして採用されることとなった。なお、似たような話でMortal Kombat II にScarlet (スカーレット)という名の赤い女忍者が存在するという噂も立った。スカーレットは実際のゲーム上では存在しないが、コミック版においてアーマックの恋人として登場する。
- コミック版モータルコンバット
- 米国で発売されたコミック版には本編のゲームには登場しない、前述のスカーレットやHydro(ハイドロ)と言う液体化するサイバネティック忍者等、オリジナルキャラクターが多数登場する。
[編集] 関連記事一覧
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