モダン・タイムス
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『モダン・タイムス』(Modern Times)は、1936年に制作されたアメリカの喜劇映画。チャーリー・チャップリンの代表作のひとつ。87分、モノクロ。
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[編集] 内容
資本主義社会を生きている上で、人間の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を表現している。
本作はチャップリンが初めてスクリーンで声を発した映画としても有名である。酒場でデタラメに“ティティーナ”を歌うシーンで、チャップリン自身の歌声を聴くことができる。
トーキー映画が1927年に登場した中で、1936年当時、世界でサイレント映画を作っていた有名な映画作家はチャップリンぐらいだったと言われる。
前作の『街の灯』(1931年)からチャップリンは、「サウンド版」としてサイレントながらも自作の映画音楽を映像にのせ、その音楽的才能をみせている。『モダンタイムス』でも、前述の“ティティーナ”、ラストシーンで印象的だった“スマイル”など、見事な映画音楽を聴かせている。
[編集] スタッフ
- 製作・監督・脚本・作曲:チャールズ・チャップリン
- 撮影:ローランド・トザロー、アイラ・モーガン
- 美術:チャールズ・D・ホール、ラッセル・スペンサー
- 演奏指揮:エドワード・バウエル
[編集] キャスト
- チャールズ・チャップリン(工員)
- ポーレット・ゴダード(不良少女)
- ヘンリー・バーグマン(キャバレーの主人)
- チェスター・コンクリン(工場の技師)
- アラン・ガルシア(社長)
- スタンレー・スタンフォード(強盗)
- ハンク・マン(強盗)
- ルイ・ナトー(強盗)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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