メモリコントローラー
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メモリコントローラとは、コンピュータシステム上でRAM(半導体メモリ)の、データの読み出し、書き出し、DRAMメモリのリフレッシュなどのメモリのインターフェースを統括するLSI、または機能の事。
昔のCPUではメモリはCPUに直接接続されていたが、メモリが大量に接続され、DRAMなどの特殊な制御を必要とされるメモリが接続されるようになってきたため、CPUとメモリのあいだを仲立ちするLSIが必要になった。
パソコンなどのコンピュータシステムでは通常は、この機能はチップセットに統合されている。 最近では、モバイルパソコンなどで、部品点数を減らして基板面積を小さくしたり、CPUに統合する事で高速化するために、メモリーコントローラーをCPUに統合して昔のようにメモリーがCPUに直結される事例も増えてきた。 部品点数を減らすためにメモリーコントローラーを統合した例にトランスメタのEfficeon、高速化するために統合した例にAthlon 64などがある。