ミサンガ
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ミサンガ(miçanga)は、プロミスリングとも言い、手芸の組み紐の一種である。刺繍糸を何本もあわせて編み、模様をつける。
手首や足首などに巻きつけて使用し、紐が自然に切れたら願いごとがかなうというジンクスもある。
1990年代前半、Jリーグ開始当初のサッカーブームと共に、アメリカやヨーロッパのサッカー選手がチームの勝利を願って身につけていたものがきっかけとなり流行した。中高生やスポーツ選手に根強い人気がある。
2004年プロ野球オールスターゲームでは、古田敦也をはじめプロ野球選手が、プロ野球再編問題で2球団合併反対、1リーグ制反対の願いを込めて12球団のイメージカラーをもとに作ったミサンガを使用したことで話題となった。
ミサンガの語源はポルトガル語であるが、本来の意味はビーズ(チェーン)であり、日本で呼ばれている紐だけのものをミサンガと呼ぶのは間違いである。
プロミスリング(Promise Ring)という名称は、英語では、恋人同士などを互いに表現する金属指輪の一種を指すことが一般的である。