ブレイブサーガ2
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『ブレイブサーガ2』は、2000年5月2日にタカラから発売されたプレイステーション用シミュレーションロールプレイングゲーム。価格は7,800円。『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』の続編。本作を基にした漫画もあるが、ここではゲーム内の設定を中心に解説する。
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[編集] 設定
前作『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』の人気を受けて作られた続編。ストーリーとしては「勇者聖戦バーンガーン」の設定を継承しているため、物語開始時点で歴代のラスボスのほとんどが倒れており、新たにオリジナルのボスキャラが追加され、さらに主人公シズマ(本名 鎮魔=魔を鎮めるの意味)との絡みを持たせる為、無理な設定が敷かれ前作ファンの間では人気は低い。なお、前作と異なり変身シーンやメカの合体シーンなどのアニメーションのクオリティが大幅に下がったのには批判が多かったが、フルボイス化したことは好評で、後のシリーズに受け継がれることとなる。
ストーリー難易点一覧
- ダイノガイストが復活する
- TVの台詞をそのまま引用したのならば1の時点で絶命している筈であるが、2では逮捕後脱走という形を取って登場。
- 地球守護者であるダ・ガーン達とバルドー軍の関係
- 45億年前に生まれたダ・ガーン達であるが、ストーリー上剣の一族がバルドーと戦ったのは45億年よりも後である。オーリンが地球の意思であるという事は元々オーリンはバルドー軍の支配下にあり、同時にダ・ガーン達はバルドー軍と接点があるという事になってしまう。
- 旋風寺舞人が独身
- TVの台詞をそのまま引用したのならば1のエピローグでプロポーズしている筈。
- GGG存在意義
- 1から続く戦力差を考えればGGGの必要性が薄れかねない。
[編集] あらすじ
聖勇者たちがグランダークを倒し、宇宙に平和がもたらされたかに見えたが、平和は長く続かなかった。ファイナルブレードの継承者であるシズマはバルドー帝国が復活したことで巫女であった母共々命を奪われた。母・千草の手で死の直後「錬氣体」として復活し、母の仇を討つために、自分の肉体(ファイナルブレード)を取り戻すためバルドー帝国との闘いを始める。
[編集] 登場人物
- 鎮魔【シズマ】:遠藤章史
- 最期の剣(ファイナルブレード)の伝承者である16歳の高校生。その真実を知らぬまま育った。バルドー帝国の参謀ゴーデスによりファイナルブレードが封印された自らの肉体と、力の源であるアフェタを奪われる。母の仇を取る為に、そして自分の肉体を取り戻すためにバルドー帝国に立ち向かう。
- 千草【ちぐさ】
- シズマの母で「最期の剣」の巫女。残った力で気の塊「錬氣体」を彼に与えた。
- リョウガ
- 漫画版オリジナル。最期の剣の分家。恋人を魔族との戦いで失い。復讐する為にシズマを利用する。
- 吉京愛流【ききょう あいる】
- 漫画版オリジナル。リョウガの恋人。国立桜花大学に自然考古学を選考していたが,ソォーン発掘時に魔族が復活し,その戦闘に巻き込まれ絶命。その亡骸は最期の剣の一族の墓標に花が咲く樹の下に葬られた。
※その他は勇者シリーズ,ブレイブサーガ等に記述。
[編集] メカニック
- モトヴァリオン:高木渉
- シズマが乗り込む巨大バイク。ヴァリオン自身がナビゲーターを勤める。アフェタを得るたびに機能が高まる。
- スカイソニック
- C-naゼネラルカンパニーが所有していた戦闘機を改造した空を飛ぶ者。
- ランドファイヤー
- 超高層用梯子車を改造した地を駆ける者。
- マリンスピーダー
- 最新鋭海底特急を改造した海を泳ぐ者。
- セイバーヴァリオン
- 剣の戦士。剣技を得意とする。
- 装備
- ラダーソード
- ディスチャージャーキャノン
- 必殺技:セイバーヴォルテック
- エースヴァリオン
- 空中戦に特化した銃の戦士。重火器の塊。
- 装備
- ガンランチャー
- ツインラダーバスター
- 必殺技:エースデストロイヤー
- マックスヴァリオン
- 海戦に特化した力の戦士。拳技に特化。
- 必殺技
:マックスアンカーブロー
- ヴァリオン
- モトヴァリオンがアフェタを得て取り戻した本来の姿。
- 必殺技
- ヴァリオンショット
- グレネードミサイル
- コズミックシャトル
- ベルターヌ衛星軌道上に封印された宇宙船。
- ヴィクトリオン
- ヴァリオンとコズミックシャトルが合体した宇宙の戦士。セイバーヴァリオンの機能を継承しつつ強力な武装を持つ。
- 必殺技
- サテライトキャノン
- ギャラクシオン
- すべてのアフェタを取り戻したことでヴィクトリオンが進化した姿。生命の根源アフェタを開放した光の戦士。
- ソォーン
- 漫画版オリジナル戦士。最期の剣の遺産である白いロボット。
- レッグソーダー
- 尻尾の様な可変翼を持つ重爆撃機。
- アッパーソーダー
- セイバーヴァリオンが倒れたのと同時に覚醒した戦闘機。
- マスターソーダー
- 可変翼が相反するステルス戦闘機。
- ソーディオン
- ソォーン、アッパーソーダー、レッグソーダー、マスターソーダーが合体した攻撃偏重型の戦士。複数の勇者を相手にしても遜色ない戦闘力を誇る。最終形態に成る事で魔王を封印する力を得るが、代償として操縦者の命を捧げなければ成らない。
- 武装
:ブレイクファング
- ウェポンミサイル
- チェインテイル
- ハンマークロー
- 必殺技
:ファングパニッシャー
- βセイバーヴァリオン
- 漫画版オリジナル。ゴウマが操縦するセイバーヴァリオンの対なる写し身。
- 轟爆【ごうばく】
- 炎魔が作り出した巨大列車砲。
- 箱舟【はこぶね】
- モビィ・ディックに代わるVARSの移動基地。前述と同時開発していたが、巨大サイズでエネルギー不足の問題を起こし頓挫いていた。全長800m、50万人の被災者を収容できる。奪取した轟爆を利用、主砲として搭載している。
[編集] 魔族
- 魔王バルドー:郷里大輔
- バルドー帝国を支配する魔族の王。数百mの巨人。ラスボス。
- 魔族参謀ゴーデス
- シズマのアフェタを奪った張本人。暗黒剣を使って強化を図ろうとしたが・・・・
- 六将軍の一人。「灼熱」の異名を持つ魔族のチンピラ。生きまくるが、力押し一辺倒。元ネタはフレア。
- 六将軍の一人。オネエ言葉で話すが、男性。「切り裂き」の異名をとる。宇宙警察機構本部を壊滅させ、バーンガーンとシズマの命を奪った張本人。ソウルイーターを奪い実権を握ろうと画策するが・・・
- ドーザ
- 六将軍の一人。「圧殺」の異名を持つ。サディステックなオバサン。炎曰く「蛇ババア」。元ネタはブルドーザー。
- 六将軍の一人。「激流」の異名を持つ。丁寧口調だが、他者に任せっぱなしで、失敗すると全てを破壊するエゴイスト。元ネタは水。
- 六将軍の一人でバルドーの側近。魔族の司法官で人間に化身し,論理攻めで魔族正当論を唱える。元ネタは死を司る天使から。
- ネクロ:中村大樹
- 六将軍の一人でバルドーの側近。寡黙。死者を甦らせる反魂の術に長ける。元ネタはネクロマンサー。
- ゴウマ
- シズマの体に憑依したソウルイーター。
[編集] 用語
- 最期の剣【ファイナルブレード】
- バルドー帝国に立ち向かった剣の一族が継承してきた「魔を鎮める力」。シズマの母・千種がシズマの体内に封印した。
- 暗黒剣【ソウルイーター】
- 最期の剣と対を成すと言う剣。惑星ひとつの生命力、経験を未曾有に吸収する。
- ベルターヌ
- 魔族が支配する原始破状惑星。地球の本来の姿。バルドーは地球をベルターヌに戻すためにシズマたちを襲った。地球を含む複数のパラレルワールドが1つの世界に同居している。
- ディメンジョンサクション
- ゴーデスが勇者たちに行った作戦。集団で叩かれるのを恐れて各地に分散させたが、新しい戦力が加わった事実を知らなかったことで最終的に打破されてしまう。
- 割れた鏡
- 桜小路蛍が呟いた言葉。故事に沿った意味で鏡はベルターヌ、割れた破片は多次元宇宙に進化したヌーベルトキオなどのこと。再びひとつにすることは収まるどころか崩壊することを言葉にしたもの。
[編集] 参戦作品
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