ブラックバード (ビートルズ)
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ブラックバード(Blackbird)は、1968年に発表されたポール・マッカートニー作のトラッド的な曲。アルバム『ザ・ビートルズ』に収録。
アコースティックギターでの、スリーフィンガー奏法によるアルペジオと、指弾きによるストロークとの中間的な演奏が聞け、3弦開放音(G音)が通奏的に鳴り続けているのが特徴。「作曲中に、ギターの1弦(一番細く高い音の出る弦)が切れたまま続けられた」との噂もあるが、実際には、1弦も使用されている。
歌詞の直接的な内容は、女性を『鳥(註;本項1。日本ではわかりづらいので、単に「つぐみ」と訳されることが多い)』になぞらえて、「傷ついた翼のまま、夜の闇の中にある光を目指して飛んでゆく」などと描写した内容であり、ポール本人が「黒人女性の人権擁護や解放について歌った内容」と言っている。
余談だがポールはウイングス時代アンサー・ソングとして「ブルーバード」を発表している。(1973年発表のアルバム『バンド・オン・ザ・ラン』に収録。)また、ウイングス時代のライブツアーでも演奏されている(イエスタデイと同じギターを使用しているためか、全音低いチューニング(F)になっている)。
ジャズベーシストのジャコ・パストリアスがアルバム「Word of Mouth」やライブで度々カバーしている。