フレデフォート・ドーム
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フレデフォート・ドーム |
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フレデフォートのクレーター | |
(英名) | Vredefort Dome |
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(仏名) | Dôme de Vredefort |
面積 | 30,111 ha |
登録区分 | 自然遺産 |
登録基準 | 自然遺産(8) |
登録年 | 2005年 |
拡張年 | |
IUCN分類 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
フレデフォート・ドームは、南アフリカ共和国にある世界最大の隕石衝突跡。現存する世界最古の隕石跡でもある。2005年7月に開かれた第29回世界遺産委員会で世界遺産の自然遺産物件として登録された。
[編集] 概要
フレデフォート・ドームはヨハネスブルグの南西120kmの位置に有る。隕石の衝突跡の直径は約190kmと世界最大。隕石の衝突跡は、中央のドーム(直径約50km)とそれを取り囲む外輪山(リング)からなる。
今から約20億2300万年前に直径10から12kmの小惑星が速度約20km/sで衝突し、フレデフォート・ドームが生成されたと考えられている。衝突時のエネルギーはTNT火薬に換算して87,000,000MT(広島型原爆が約0.01MT) にのぼる。この時の衝突で地殻は抉られ、地下25kmまで到達したと考えられている。この時の衝突でマントルが吹き上がり、大量の岩石が蒸発し、急激に冷却したことを示す地質が確認されている。
衝突後まもなくのドームの大きさは300km程度あったと推定されているが、現在は長年の侵食により50km程度が残る。
この衝突は、カナダに残るSudburyクレーター、メキシコに残るチクシュルーブ・クレーター(恐竜絶滅の原因とも云われている衝突)と共に地球史の3大隕石衝突(3大インパクト)の1つに数えられている。
現在は、草原地帯となっており、固有の蝶、鳥、哺乳動物が生息している。また付近の川ではラフティングや沢登りが楽しめ、乗馬やハイキングコースもある。
なお右の画像では上が南の方向である。
[編集] 登録基準
この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (8)地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには、生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
[編集] 関連項目
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