ファンキー・ジャズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファンキー・ジャズは、ハード・バップから派生した、あるいは、その後継者的音楽と解釈される、モダン・ジャズの一つ。1950年代終盤から1960年代初頭までには確立。
簡単に述べると、ハードバップのうち、プルースのフィーリングを強調し、ファンクの要素が加わった形態。黒人的要素がより強く、ビー・バップやハード・バップに共通した要素である、コードを分解し、旋律を再構成する際に、ペンタトニック(五音階)や黒人音楽を意識したスケールを意図的に用いたものも多い。
1960年代、コード分解の基本は同様ながら、教会音楽(ゴスペル)の影響が強く、ブルーノートスケールやそれに近い音階や進行を使用し、オルガンやギター、ヴィブラフォンなどもフィーチャーされているジャズの総称が、ソウル・ジャズといわれている。