ピンク・パンサー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピンク・パンサー(The Pink Panther)は1964年4月11日にアメリカで公開された映画。 『ピンクの豹』と言う異名を持つピンクダイヤを巡るドタバタを描いたコメディ。
当初、宝石泥棒ファントムを主人公とするお洒落な映画として製作されたが、ピーター・セラーズ演じるクルーゾー警部が主役を食うほどの演技を見せたため、後にクルーゾー警部を主役にシリーズ化された。
セラーズが役の固定化を嫌ったために一時期シリーズが途絶えたが、1974年に再開。セラーズの死後までシリーズが続くことになる。
オープニングのアニメーションに登場するピンク・パンサーの愛らしいキャラクターが人気を博し、1964年から1980年にかけて映画とは独立したアニメーション作品が製作されてテレビ放映された。
[編集] シリーズ作品
- ピンクの豹 - The Pink Panther (1964年)
- 暗闇でドッキリ - A Shot In The Dark (1964年)
- クルーゾー警部 - Inspector Clouseau (1968年)
- ※バッド・ヨーキン監督、アラン・アーキン主演による、ピーター・セラーズではないクルーゾー警部モノ。
- ピンク・パンサー2 - The Return Of The Pink Panther (1974年)
- ピンク・パンサー3 - The Pink Panther Strikes Again (1976年)
- ピンク・パンサー4 - Revenge Of The Pink Panther (1978年)
- トレイル・オブ・ザ・ピンクパンサー(ピンク・パンサーX)- Trail Of The Pink Panther (1982年、日本劇場未公開)
- ※ピーター・セラーズの死後に製作された総集編。セラーズは回想シーンに登場している。
- ピンク・パンサー5 クルーゾーは二度死ぬ - Curse Of The Pink Panther (1983年)
- ※『ピンク・パンサー』の名を冠してはいるが、過去のシリーズとは独立した作品。ロジャー・ムーア(ターク・スラスト三世名義)が整形したクルーゾー警部役で特別出演。本作でクルーゾー警部は死亡したとされ、シリーズも完結とされた。
[編集] 備考
この作品のテーマ曲が8時だョ!全員集合の泥棒コントで、いかりや長介の挨拶の後に4人が一緒に登場する際に用いられていた。