パレスチナ・イスラミック・ジハード
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パレスチナ・イスラーム・ジハード運動 (Harakat al-Jihād al-Islāmi al-Filastīni) は中東地域で活動している。イスラーム過激派。英表記ではpalestine・islamic・jihad・movement。日本ではイスラム聖戦と訳されている。 国際連合やアメリカ合衆国などにテロ組織指定を受けている。
[編集] 組織
1970年代、ガザ地区で元ムスリム同胞団のファティ・シャカキを中心に組織された組織。組織形態はしっかりした組織というより、ゆるやかに提携する諸派で形成されている。聖戦を通じて、イスラム教パレスチナ国家を作り出し、イスラエルを滅ぼすことを目的としている。攻撃対象はイスラエルの他にはアメリカ合衆国、穏健派アラブ諸国。主な活動としてはインティファーダ中の攻撃や、1995年10月のファティ・シャカキ殺害に対してのパレスチナ自治区や、イスラエルでの自爆テロが知られる。 しかしシャカキ死亡後は勢力が衰えてしまった。イランやシリアの支援を受けており、ヒズボラやハマースとは協力関係にある。