パトリス・シェロー
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パトリス・シェロー(Patrice Chéreau,1944年11月2日 - )はフランスの映画監督・脚本家。ティーンエイジャーの頃から演劇に興味を持ち、19歳の時には舞台監督として活躍していた。22歳の時、パリ郊外のサルトルーヴィル市立劇場の監督に抜擢される。その後国立民衆劇場やナンテール・アマンディエ劇場の監督も務め、数々のオペラや舞台を演出して話題となる。特に1976年、バイロイト音楽祭にて上演されたワーグナーの「ニーベルングの指環」は高い評価を得た。
1975年に初めての映画作品『蘭の肉体』を制作。2003年の『ソン・フレール -兄との約束-』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞している。
[編集] 主な監督作品
- 蘭の肉体 La Chair de l'orchidée (1975)
- 傷ついた男 L'Homme blessé(1983)
- 王妃マルゴ La Reine Margot (1994)
- 愛する者よ、列車に乗れ Ceux qui m'aiment prendront le train (1998)
- インティマシー/親密 Intimacy (2000)
- ソン・フレール -兄との約束- Son frère (2003)