トリニダ (ボリビア)
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トリニダは南米ボリビアの北西部にある都市。ベニ県の中心都市である。 アマゾン川の支流の一つであるマモレ川 (Rio Mamoré)の岸にある。人口約8万人。
正式な名称はLa Santísima Trinidad(最も神聖な三位一体、の意)で、1686年にシプリアーノ神父 (Cipriano Barace)により建設された。建設当時は現在の市の中心部より14kmほど離れた場所にあったが、1769年の大洪水の後、現在の場所に移転された。
高温多湿な気候で、熱帯性の植物が多数生えている。パパイアなどの果物も豊富にとれる。夏(10月頃〜3月頃)は雨期で、しばしば叩き付けるような驟雨が降る。冬(5月頃〜8月頃)も気温が20度を下回ることはめずらしい。
市内の交通はバイクによることが多い。トリニダではタクシーといえばバイクのタクシー(運転手の後ろに客がつかまって乗る)が一般的である。野犬が多いので、若干の追加料金を払うと、犬を追い払うための棒を貸してもらえる。
1910年頃から、日本人移住者が暮らしている。当時、アマゾン川上流地域は天然ゴムの生産で好景気にあった。トリニダにやってきた日本人もこのゴム産業や関連産業に従事するためにペルーなどから渡ってきたものと思われる。 現在も日系人が多く暮らしており、トリニダ日系人会が組織されているが、日本語を話し日本の風習で生活をしている人はごく少ない。日系人会も実質的な活動はあまりない。
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[編集] ベニ
ベニ (Beni)は、ボリビア北西部の県。中心都市はトリニダ。北東側はブラジル国境で、南側はコチャバンバ県、西側はパンド県とラパス県、南東側はサンタクルス県と接している。
アマゾン川上流地域にあたり、熱帯雨林が広がる。20世紀初頭には天然ゴム生産で重要視されたが、近年は大きな産業が無く経済的には苦しんでいる。
トリニダ市のように、17世紀頃にキリスト教の布教のために作られた町が多く存在し、現在も古い教会が多く残っている。
県北部のリベラルタには日系人が多く住んでいる。
この地域ではキャッサバ(ユカ: yuca)を多く食べる。茹でたり焼いたり揚げたものがほぼ毎日の食卓に上る。