テレビカメラ
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テレビカメラは、テレビ用の動画を撮影するためのカメラで、銀塩のスチルカメラやデジタルスチルカメラ(デジカメ)と区別するためにテレビカメラ・ビデオカメラと呼ぶ。
ビデオテープレコーダに一体化されたり、単体でスタジオカメラ、監視カメラ、FA用カメラとして用いたりする。
構成は、
- レンズ系: 対象物を光学系を通して撮像管や固体撮像素子の撮像面に結像させる。
- 撮像管または固体撮像素子: 撮像面に投影された像を光電変換して電気信号に変換する。
- 信号処理回路: 撮像管や固体撮像素子の出力信号を処理して映像信号(ビデオ信号)に変換出力する。
- 同期信号発生回路: 信号処理回路で必要な同期信号を発生・供給する。カメラ外部からの外部同期信号との同期も必要に応じて行う。
- 制御回路: カメラ自体の操作のための制御や、信号処理回路の動作調整機能など。カメラから離れた場所から操作できるものもある。
などである。
最近はパソコンに直結可能なUSBやIEEE1394インターフェースつきのWebカメラ製品もある。また、LANに直接接続してビデオ信号をIPベースで配信可能なネットワークカメラ製品もある。
[編集] 主なブランド
- ソニー(放送機器世界トップシェア)
- 松下電器(放送機器大手。映画用ビデオカメラに強み Panasonicのブランドを使用)
- 日本ビクター(放送機器老舗。今はスタジオカメラ等の大型カメラは製造していない模様)
- 池上通信機(放送機器大手)
- 日立国際電気(HARP撮像管を使用したテレビカメラを開発)
- トムソングラスバレー(放送機器大手)
[編集] 関連項目
- テレビ
- ビデオ
- ビデオテープレコーダ
- カムコーダ(撮影部・録画部一体型ビデオカメラ)
- カメラクレーン