チャクラム
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チャクラム(チャクラ)は古代インドで用いられた投擲武器の一種。戦輪や、円月輪とも呼ばれる。真ん中に穴のあいた金属製の円盤の外側に刃が付けられており、その直径は12-30cm程。投擲武器としては珍しく斬ることを目的としている。
投げ方は二通りあり、円盤の中央に指をいれて回しながら投擲する方法と、円盤を指で挟み投擲する方法がある。
ヒンドゥー教の神であるヴィシュヌも右腕にこの円盤をもつとされている。
ちなみにチャクラ(cakra चक्र)はサンスクリットで「輪」を意味する中性名詞の語幹。チャクラム(cakram चक्रम्)は、その単数主格にあたる。
[編集] チャクラムの登場する作品
- 『テイルズオブシンフォニア』:ヒロインのコレット・ブルーネルが戦闘時に使用する武器として登場。
- 『武装錬金』:サブキャラクターの中村剛太が使用する。投擲は勿論のこと、足に装着して移動手段にすることも可能。
- 『ベルセルク』:クシャーン帝国に属する暗殺一族バーキラカの長シラットがガッツ戦で使用した。
- 『幽遊白書』:暗黒武術会編でDr.イチガキチームの円が気を具象化した「エンゼル・チャクラム」を使用。
- 『ONE PIECE』:敵役として登場した海賊のジャンゴが使用していた。催眠術で相手の注意を引く道具(振り子)としても使用。
- 『封神演義』:哪吒が使用する武器「宝貝」の「乾坤圏」および「風火輪」はチャクラムを中国風に変化させたもの。「乾坤圏」は投擲用、「風火輪」は移動用に使用。
- 『忍たま乱太郎』:上級生・平滝夜叉丸の得意武器として登場する。女子の名前が付けられている場合も。この場合は戦輪と記述。
- 『クライング フリーマン』:秘密結社「アフリカの牙」幹部の暗殺者シケバロが使用。「投殺器」の一種として扱われる。
- 『ガン×ソード』:オリジナル7のメンバーであるメリッサのヨロイ「セン・オブ・サタデイ」(Sen of Saturday)が変形した姿。および、使用する武器。
- 『ファイナルファンタジーシリーズ』:「なげる」専用の武器「円月輪」(FF11ではチャクラム)として登場。また、チャクラという名前の技もある。
- 『聖剣伝説2』:鍛冶屋でブーメランを1段階パワーアップした形。他にもブーメランをパワーアップする過程で円盤状の武器がある。
- 『トリニティ・ブラッド』:教皇庁国務聖省特務分室(Ax)派遣執行官“ダンディライオン”ことレオン・ガルシア・デ・アストゥリアスが使用する武器。
- 『キングダムハーツII』:XIII機関のアクセルが使用する武器。炎をまとっている。主人公のソラにもこれを模ったキーブレード「ボンドオブフレイム」というのがある。
- 『エターナルダークネス ~招かれた13人~』:プレイヤーキャラクターの一人であるカリムの武器。
- 『バッカーノ!』:『吸血鬼(ラミア)』所属のリーザが使用
- 『魔剣X』:八卦シャージャの使用する飛び道具(ジャハンリング)として登場。
[編集] 参考資料
- 『アイテム・コレクション』 安田均・グループSNE 富士見文庫 ISBN 4829142278
- 『図説 西洋甲胄武器事典』三浦権利 柏書房 ISBN 476011842X
- 『武器辞典』 市川定春 新紀元社 ISBN 4883172791
- 『武器と防具・日本編』 戸田藤成 新紀元社 ISBN 4883172317
- 『武器と防具・中国編』 篠田耕一 新紀元社 ISBN 4883172112
- 『武器と防具・西洋編』 市川定春 新紀元社 ISBN 4883172627
- 『武勲の刃』 市川定春・怪兵隊 新紀元社 ISBN 4915146235
- 『魔導具事典』 山北篤・稲葉義明 新紀元社 ISBN 4775300350
- 『図説・日本武器集成』決定版 歴史群像シリーズ 歴史群像シリーズ編集部 編 学習研究社 ISBN 4056040400
- 『図説・中国武器集成』決定版 歴史群像シリーズ 歴史群像シリーズ編集部 編 学習研究社 ISBN 4056044317
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