タルボサウルス
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タルボサウルス | |||||||||||||||||||||||||||
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Tarbosaurus |
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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種 | |||||||||||||||||||||||||||
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タルボサウルス(Tarbosaurus)はモンゴルで発見されたアジア域最大の獣脚類。白亜紀後期産。体長10m、体重4t。 国内では国立科学博物館の本館玄関ホールと東海大学自然史博物館に展示された標本が有名。性質は凶暴で、草食恐竜を襲っていたと考えられている。前肢が小さく、眼が横向きについているのが特徴。
[編集] ティラノサウルス・レックスとの関係
北米で発見されたティラノサウルス・レックスに非常によく似ているため、亜種かティラノサウルスそのものではないかとも言われる。実際にはティラノサウルスよりも前肢の比率が小さい。現在のところT.bataar種のみ有効とされる。
古生物学のジャーナル「Acta Palaeontologica Polonica」の記事(外部リンク参照)によれば、Philip J. Currieと Jřrn H. Hurum、Karol Sabathは系統解析をもとにタルボサウルスとティラノサウルスは別属と考えるべきであるとしている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Acta Palaeontologica Polonica
- Skull structure and evolution in tyrannosaurid dinosaurs: Acta Palaeontologica Polonica 48 (2), 2003: 227-234(Philip J. Currie, Jřrn H. Hurum, and Karol Sabath)
- Giant theropod dinosaurs from Asia and North America: Skulls of Tarbosaurus bataar and Tyrannosaurus rex compared: Acta Palaeontologica Polonica 48 (2), 2003: 161-190(Jřrn H. Hurum and Karol Sabath)