タスマニアクジラ
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タスマニアクジラ | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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和名 | ||||||||||||||||||
タスマニアクジラ | ||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||
Tasmacetus shepherdi Oliver, 1933 |
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英名 | ||||||||||||||||||
Shepherd's Beaked Whale |
タスマニアクジラ(タスマニア鯨、Tasmacetus shepherdi)はハクジラ亜目アカボウクジラ科タスマニアクジラ属の珍しいクジラである。 海上における確かな目撃例もほとんど報告されておらず、座礁(ストランディング)による個体が28体報告されているのみである。 ほとんど研究されていないため、不明な点が多い。
タスマニアクジラ属 (Tasmacetus) はアカボウクジラ科に属する生物分類項の一つ。タスマニアクジラ属に属するのはタスマニアクジラ1種のみである。
目次 |
[編集] 身体
タスマニアクジラは先端が細くなっている長い口吻を持つ。 頭部のメロンは垂直に切り立ったような形状である。 アカボウクジラ科の中では噛むのに役立つ上下の歯を持つ唯一の種である。 体長は7m程度であり、鎌に似た形状の背びれが前から2/3くらいの位置にある。 体色は、背側は濃い茶色あるいは黒、側面には斜めに明るい模様(パッチ)があり、腹側は明るい色である。
[編集] 生息数と生息域
全生息数は不明である。
2003年までに27個体の座礁が報告されている。 27個体の内訳は、ニュージーランドが20、アルゼンチンが3、Juan Fernándezが2、オーストラリアとサウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島がそれぞれ1である。 2004年3月5日、ニュージーランドのワイタラ (en:Waitara)北部のタラナキ海岸 (coast of Taranaki) において、28例目となる座礁したタスマニアクジラがサーファーによって発見された。 この地点は1933年に最初の座礁が報告された海岸の近くである。
海上における生体の観察例は2例(ニュージーランドとセーシェル)が報告されている。
[編集] 生態
群の大きさ、潜水のパターン、回遊の有無など、情報が不足しているために全て不明である。 情報が不足している理由であるが、人間を避けているのか、生息数が僅かなのか、それとも両方なのか、それも不明である。
[編集] 保護
捕鯨の対象とはなっていない。 混獲の被害に遭っているという報告もない。
[編集] 参考文献・外部リンク
- Thomas A. Jefferson, Shepherd's Beaked Whale in the Encyclopedia of Marine Mammals (1998). ISBN 0125513402
- Reeves et al., National Audubon Society Guide to Marine Mammals of the World (2002). ISBN 0375411410
- Carwardine, Whales, Dolphins and Porpoises (1995). ISBN 0751327816
- News report on 28th recording stranding(28例目の座礁に関するニュース。英文。リンク切れ)
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