セリ科
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セリ科 | ||||||||||
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セリ科(英名:Parsley family、学名:ApiaceaeまたはUmbelliferae)は、ニンジンやパセリの仲間を含む。芳香を持ち、ハーブとして使われる種を多く含む。
特徴的な散形(傘形)花序をつけるので、古くは散形[傘形]科(さんけいか、Umbelliferaeも同じ意味)と呼ばれた。子房下位で果実は分果(2個に割れる)。
[編集] 含まれる属・種
- アシタバ Angelica keiskei
- パセリ Petroselium crispum
- クミヌム属 Cuminum
- クミン Cuminum cyminum
- Carum属 Carum
- キャラウェイ Carum carvi
- イノンド属 Anethum
- イノンド(ディル) Anethum graveolens
- ドクゼリ属 Cicuta
- ドクゼリ Cicuta virosa
- ドクニンジン属 Conium
- ドクニンジン Conium maculatum
チドメグサ属(Hydrocotyle:雑草のチドメグサや外国産の水草を含む)とTrachymene の2属は従来セリ科に入れられていたが、これらはウコギ科の系統に含まれるとする説が有力である。なおアゲハチョウ亜科の一部の蝶(キアゲハなど)はセリ科植物を食草とするが、そのうちPapilio ajax はチドメグサ属植物を食わなかったとの報告もある(Angiosperm Phylogeny Websiteを参照)。