スーパーベースボール (テレビ朝日系列)
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スーパーベースボール(SUPER BASEBALL)とは、テレビ朝日系列(ANN)で放送されるプロ野球中継のタイトルである。
テレビ朝日系列ではこれまでデーゲーム中継は『プロ野球中継』(2002年デーゲームのみ『プロ野球超人バトル』)、ナイターは巨人戦(対ヤクルト、阪神、広島戦のビジターゲーム)については『ゴールデンナイター』、それ以外は『パワーアップナイター』と称していたが、2003年度からこのタイトルに一本化された。なお、2005年度から『プロ野球完全燃焼主義』というサブタイトルがついている。
テレビ朝日以外の局で試合中継をゴールデンタイムにおいてローカル放送にする場合は、本来放送される全国ネットの番組を移動させる必要があるため、協定の関係でテレビ朝日の許可を受けなければならない。
目次 |
[編集] 制作局・担当チーム
- テレビ朝日:
東京ヤクルトスワローズ、西武ライオンズ、読売ジャイアンツ(2005年から主催試合も中継)、千葉ロッテマリーンズ(2005年は交流戦とプレーオフ第1ステージ第2戦、千葉ロッテが出場した日本シリーズ第1戦以外は千葉マリンからのパ・リーグ公式戦中継は無い)
- メーテレ:
中日ドラゴンズ(主催ゲームの中継権なし。ビジター試合のレポーター派遣と製作協力・朝日放送等の中継画面を使用した中部地区ローカル向けの差替実況のみ)
- 朝日放送:
- 広島ホームテレビ:
- 九州朝日放送:
- 北海道テレビ放送:
北海道日本ハムファイターズ(東京本拠地時代はテレビ朝日が担当していたため、現在でもテレビ朝日で放送されることがある)
- 東日本放送:
- ここで唯一名前の出てこない横浜ベイスターズであるが、テレビ朝日(前身のNETテレビ時代を含む)は、かつては前身の大洋球団のホームゲーム(デーゲーム・ナイター共)をメインに中継していた局であった。これは1975年に腸捻転解消の余波で大洋球団の独占放送権がTBSから移動したものであった。(1975年~1977年の大洋ホエールズ時代は川崎球場から、また1978年に横浜大洋ホエールズになってからは横浜スタジアムからの中継)その後1981年をもって対巨人戦の放映権を失い、それ以外のカードの放映権も1990年代前半に失う(その後の横浜大洋のホームゲームは以前からのTVKは勿論の事、TBS・フジの中継に移行する。これはクラウンライターライオンズの西武への売却の余波で国土計画(現・コクド)が保有していた大洋球団の株式がTBS・ニッポン放送に売却された事が影響している)。その後は後楽園球場からの日本ハムファイターズ戦の中継(土日祭日のデーゲーム)の中継に重きを置くようになる。また、神宮のヤクルト対巨人戦をテレビ朝日制作で中継でナイター中継を開始する。その後92年あたりからは、メインの中継を日本ハム戦の代りに西武ライオンズ戦(土日祝日のデーゲーム)の中継にシフトするようになり現在に至る。ただ2000年代の特に近年は他の地上波民放の野球中継の減少もあり、他局に比べ野球中継の枠がかなり増え(交流戦が始まったこともあり)西武戦の中継以外にも巨人主催ゲーム放映権の獲得など、西武戦やヤクルト戦以外の他球団の試合の中継も多く見られる。
- NETテレビ開局当初は、当時球団(東映フライヤーズ)を保有していた東映が大株主だった事や、当時NETテレビ系列だった毎日放送が南海ホークスの優先放送権を持っていた事から、パ・リーグと包括契約を結び、パ・リーグ中心の中継体制を組んでいた時期もあったが、その後のセ・リーグ及び巨人への一極集中や、当時フルネット局が1桁台だったことが影響して、1968年以降はプロ野球中継の制作本数が減少し、腸捻転解消までは、主として金曜開催の毎日放送発の阪神対巨人戦と広島ホームテレビ発の広島対巨人戦(1971年以降)を年数回放送する程度となっていた。
[編集] 朝日放送で使用される番組タイトル
朝日放送で放送される阪神戦、近鉄→オリックス戦にはそれぞれ独自のサブタイトルがつく。
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- 2005年度以後の阪神戦のサブタイトルは同局で放送されている阪神情報番組「虎バン」にちなんで命名された。なお、セ・パ交流戦で阪神とオリックスが対戦する場合(通称・「関西ダービー」)は両方のサブタイトルを使う。
[編集] 備考
- 大阪地区は1974年までは毎日放送が加盟。朝日放送は1958年までは日本テレビ、1974年まではTBSテレビとそれぞれネットを組んでいた。
- 広島地区では1975年にテレビ新広島開局により4局フルネットになるまで、広島ホームテレビはテレビ朝日系列メインながら、日テレ系列・フジテレビ系列との変則クロスネットで(但し、NNN・NNS/FNN・FNSには非加盟)、全国中継は木曜日によみうりテレビ(YTV)製作(実況アナ・解説者もYTVから派遣)・広島ホームテレビ製作協力という形で、日テレ系列向けに製作し、金曜日にテレビ朝日系向けに製作していたが、金曜日のテレビ朝日系向けは木曜日の日テレ系向けより少なかった(フルネット局が少なかったため)。また、火曜日・広島主催ゲーム以外の木曜日には日テレ系列の他球団主催ゲームをネットしていた。(当時、NNN・NNSに加盟していた広島テレビ放送ではこの時間フジ系の番組を同時配信したため)
- 福岡地区の九州朝日放送は1964年までは原則としてフジテレビ系列向けを優先して製作していた。
[編集] 放送基準時間(2006年)
[編集] 巨人戦
- 平日開催分
- 19:00~20:54(主に水曜日の阪神戦に限り朝日放送は18:24から放送。 但し途中19:00~19:04に帯番組「美味彩菜」=通常19:54~20:00放送を挿入するため中断)
- 2005年度からは朝日放送と一部のネット局は19:04からの放送となる。
- 土曜日開催分
- 19:00~20:54(19:00~04はミニ中継)
- 日曜日開催分
- 阪神戦 18:35~20:54(18:30~35はミニ中継)
- ヤクルト戦・広島戦・交流戦 18:56~20:54(18:56~59はミニ中継)
- 2004年度までは週末開催分は一律18:35~20:54(18:30~35はミニ中継)だったが、2005年度からは日曜日の阪神戦を除いて放送時間が短くなった。
- 試合展開によって最大21:24まで延長あり。(以前は20:40の段階で試合が継続していた場合、一律21:24までの延長だったが、現在はそれまでに試合が終了した場合はそこで中継を終了する)なお2000年~2004年は平日開催分は中継終了からミニ番組2本(合計12分)を挟むため、最大で36分の遅れが生じたが、2005年以後は一律最大30分の遅れ。
- BS朝日(テレビ朝日系とサイマル放送)
- 18:00~20:55、原則として試合終了まで延長あり。テレビ朝日系での中継が終了した時点で試合が終了していない場合、BS朝日で中継を継続する。
- 巨人の主催試合とABC制作の対阪神・オリックス戦は同時放送を行わない。(NHK BSや他のCS局が完全中継を行うため)
- トップ&リレー中継
- 阪神戦…スカイ・A(生中継終了後に完全録画中継を放送。)
- ヤクルト戦…フジテレビ739または721(テレビ朝日の中継映像を使用。解説・実況とテロップはフジテレビ側で挿入。)
- BS朝日では2005年のみトップ&リレー方式で中継を行っていた。
- 全国中継のテロップ出し、番組送出、提供クレジット読みは自社で実施する朝日放送製作分以外は全てテレビ朝日から行われる。1980年代まで甲子園での阪神戦では途中の提供スポンサー替えのクレジット読みを実況アナウンサーが行ったこともあったが、現在はスタジオのアナウンサーが読んでいる。
- 地上デジタル放送およびBS朝日の放送はハイビジョン・5.1サラウンドで放送される。(地上デジタルのみデータ放送もあり)
- 2005年度は、巨人戦の視聴率が全局平均で最低の10.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。テレビ朝日でも、中継した19試合中ゴールデンタイムの17試合は平均視聴率11.1%と低迷し、スポンサーの広告収入にも大きく影響した。そのためテレビ朝日では「中継でゴールデンタイムの視聴率が下がり、広告業績に影響した。
[編集] 阪神戦(朝日放送のみ、対・巨人戦は除く)
原則、水・日曜日に中継。
- 水曜:18:24~20:48
- 日曜:14:00~15:55又は15:30~17:25(ナイター特別編成・18:56~20:54又は18:30~20:54)
- 独立U局サンテレビやKBS京都とのリレー中継となる。(番組タイトルは「プロ野球リレーナイター」or「プロ野球リレー中継」)
- 水曜日/17:55~18:25(サンテレビのみ)、20:47~試合終了まで
- 日曜日(サンテレビのみ)/14:00~15:30又は15:55~試合終了まで(朝日放送の放送時間〔上記〕によっていずれかになる。後者はゴルフ中継が朝日放送で行われる場合の対応)
- (※)水曜日にテレビ朝日系列が巨人戦の全国放送の裏カードで中継(巨人戦は予備中継カード扱いだが実質2元中継)となる場合、サンテレビジョンでのトップ中継は行うが後リレー中継は行わない。但し途中19:00~19:04に「美味彩菜」を挿入のため中断あり。(阪神戦単独中継の場合は20:48~20:54に移動)
- 日曜日のナイトゲームは朝日放送制作・サンテレビの制作協力で、サンテレビ(サンテレビボックス席)とKBS京都(エキサイトナイター)が完全中継する。(テロップ挿入と番組送出はサンテレビが行い、クレジットも「制作・ABC、制作協力・SUN-TV」と表示。トップ&リレー中継の場合のテロップ出しは朝日放送のものを使用しており、サンテレビのクレジットは表示されていない)
- (※)また、水曜日(予備日程の場合は他の曜日も)にも朝日放送がANN系列全国ネットの特別番組を必ず放送しなければならない時は、この事例となる。 ただし、日曜日はテレビ朝日発巨人戦中継の差替や特別編成等で朝日放送が中継を行う場合に限り、サンテレビ発の中継は無いが、2006年7月16日放送の阪神vs中日戦(京セラ大阪ドーム)では18時から18:56にサンテレビトップナイターがあった
- シーズン終盤の予備日程(当初の予定開催日が雨天中止などにより開催できなかった場合の代替開催)で、朝日放送担当日の巨人戦が組まれた場合も編成上の都合でABC製作によるサンテレビ完全中継になるケースもある。
- ビジターチームの地元放送局にも同時ネットされることがある。
- 横浜戦…独立U局・テレビ神奈川(YOKOHAMAベイスターズナイター)(1998年シーズンから実施している。)
- 中日戦…名古屋テレビ(メ~テレ)
- 広島戦…広島ホームテレビ(~2001年。2002年以降は同時ネットの実績がない)
- 北海道日本ハム戦…北海道テレビ(2005年は6月12日に放送)
- ※tvkは水曜ナイトゲーム(2003年9月7日は日曜ナイトゲームも放送された)、系列局は日曜デーゲーム開催時に中継となることが多い。
- CS放送スカイ・Aの「sky・A STADIUM」でも完全同時生中継されている。ただ、2005年度からは同局で主に放送の東北楽天主催ゲームと重なった際には、楽天戦中継が優先され阪神戦は同日録画放送となっている(GAORAで日本ハム戦がある場合は生中継される)。これに該当する日の阪神戦生中継はGAORA(Tigers-ai制作)での放送となるが、CS視聴者の中には中継の構成上「阪神戦の生中継は朝日放送の放送で見たい」という人も結構いる。
- 朝日放送が、阪神タイガース主催ゲーム開催週の水曜日と日曜日を独占中継しているのは、ネットワーク腸捻転でTBS系列に加盟していた頃から、TBS系列では毎週水曜日と日曜日のみにナイターをネット編成していた事の名残りともいわれており、阪神戦完全中継が売りのサンテレビジョンでもこの2つの曜日には中継できなかった。しかし1985年よりサンテレビジョンとの提携でリレー中継(日曜ナイターはサンテレビ完全中継)で完全放送が可能となる(オールスターゲームも甲子園で開催されるときは朝日放送が中継する。また、タイガースのファン感謝デーも毎年朝日放送が企画及び放送をしている)。朝日放送には阪神電気鉄道が出資しているため、そのつながりから阪神戦でも優先的な放送ができるといえる。ちなみに甲子園で開催するオールスターは土曜日を、日本シリーズでは火曜日をおおむね放送する。
- なお、その逆で毎日放送は主として金曜ナイターを編成(これは他のJNN各局の全国中継も同じ)しているが、これはMBSがANN系列(テレビ朝日の当時の局名は日本教育テレビ)だった時代、金曜ナイターを行っていた名残とされているから。
- 地上デジタル放送で関西ローカルの中継は、今の所ハイビジョン放送を行っていない(スカイ・Aではハイビジョン放送を行っていないものの、全国ネットの対巨人戦〔トップ&リレー〕とローカル中継とでは画質の違いがはっきり現れている)。なお、2006年7月12日の放送から、ほとんどの試合がハイビジョン制作で中継されている。
- 2006年は交流戦においてビジターゲームも自社制作中継されることになり、ヤフードームのソフトバンク戦とインボイスSEIBUドームの西武戦1試合ずつが予定されている(サンテレビでもリレー中継を放送。ソフトバンク戦は九州朝日放送が地元向けに中継する中、大阪向けには朝日放送のスタッフで放送する)。
- かつては水曜日にサッカー日本代表の中継がある場合(テレビ朝日が放映権を持っている場合)でも阪神戦に差し替えて、サッカー中継を深夜に回すことがしばしばあった。しかし最近では「サッカーが生で見れない」や「結果がわかった後で放送するのはどういうことだ」などといった視聴者からのクレームが殺到したことや編成上の都合などもあって、阪神戦はサンテレビジョンで完全中継となる。(但しこの場合でも朝日放送制作で放送される。)
- 水曜日の朝日放送の野球中継は、サッカーのときのみならずこの差し替えによってテレビ朝日の番組(2006年現在は『愛のエプロン』・『銭形金太郎』)が断続的に土曜日の昼間の見づらい時間帯に回され、苦情が相次いでいる。このことによって『全面的にサンテレビ(京滋地区ではKBS京都)で放送すべきだ』という意見もある。
[編集] その他ローカル中継
- テレビ朝日
- 西武ライオンズ、東京ヤクルトスワローズのホーム戦を週末デーゲーム中心に放送する。テレビ朝日で放送される巨人戦以外のカードの場合、大半が二元中継および録画で、特にデーゲームの場合、ゲーム進行中であるにもかかわらず試合開始から録画放送(撮って出し)となる。
- 広島ホームテレビ
- 九州朝日放送
- 福岡ソフトバンクホークスのホーム戦を、生中継を中心に放送する。以前はサンテレビがダイエーと資本関係にあったことから、サンテレビにもKBC制作協力で供給していたことがある。
- 北海道テレビ放送
- 北海道日本ハムファイターズのホーム戦をデーゲーム中心に放送する。また、札幌ドームで行われるナイトゲームについては深夜のフィラー(定時放送終了後のクッション番組)として「朝までファイターズ」と題して録画ダイジェスト中継が行われる。2004年、2005年シーズンは道央圏のみの放送だったが2006年シーズンからは全道放送となった。
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- 「朝までファイターズ」は、基本的に解説者なしで、北海道テレビのスポーツアナウンサーが1人で解説・実況をこなして、その日(実際には日付が変わるので前日)のナイトゲームの試合を中継するのだが、札幌ドーム現地で実況するのではなく、現地の映像をHTBのスタジオで受信してそこから実況を入れる「カラ出張」形式で放送している。ただし、その日にHTBが中継放送(札幌ドーム現地で実況)が行われたときはその中継放送を収録したものを再編集して放送される。実際に番組が始まるのはクロージングとCMをはさんでからである。
- BS朝日(全国視聴可能)
- 西武ライオンズ・千葉ロッテマリーンズ主催試合を各数ゲーム放送する。ただし番組タイトルは、西武戦が「プロ野球熱闘ライオンズ」、千葉ロッテ戦が「マリーンズライヴ」となる。(千葉ロッテ戦は千葉テレビ放送製作。→CTCマリーンズナイター 千葉テレビでの放送がない場合はBS朝日製作となる)
- 2006年は、地上波の全国ネット放送されない(一部、他系列のローカル放送と同時)巨人戦の中継が数試合行われる。
[編集] CS放送
- テレビ朝日の関連CS放送であるテレ朝チャンネルと朝日ニュースターでは現在巨人戦絡みのトップ&リレー中継を含めて、プロ野球中継の放送は行っていない。
- 西武ライオンズのホームゲームのCS放送での中継は子会社のVivia(テレビ朝日映像)が協力しているがJ SPORTSから中継されている。
[編集] オープニング映像
- 2005年度
- 『プロ野球完全燃焼主義』と題して野球漫画「アストロ球団」(作・遠崎史朗、中島徳博)のアニメーションがオープニング映像に使われた。またテレビ朝日制作の中継では、ライブ映像とリプレイ映像の切り替えの際にも使われた。
- 2006年度
- 前年のアニメーションは廃止され、各球団の看板選手(1名)が次々に登場し、そのまま本中継開始。BS朝日(地上波と同時ネットしている試合日)での19時オープニングはその映像は出ない(バックホーム上空からのカメラ映像が映されている)。
[編集] 番組テーマ音楽
ゴールデンナイター/パワーアップナイター
- 1980~1991年:『朝日に栄光あれ』(行進曲、神津善行作曲)
- 1992~1997年:『ROUND TRIP』(DIMENSION)
- 1998~2000年:『Go for "The Dream"』(柳ジョージ)
- 2001年:『Follow Winds』(A-my)
- 2002年:『熱き鼓動の果て』(B'z)
スーパーベースボール
- 2003年:<前期>『IT'S SHOWTIME!!』(B'z)/<後期>『野性のENERGY』(B'z)
- 2004年:<前期>『OH JAPAN ~OUR TIME IS NOW ~』(TMG)/<後期>『ARIGATO』(B'z)
- 2005年:<前期> 『夢よ、舞いおどれ!!』(なんばあきひろAND宇宙船地球号feat.八駿)/<後期>『BANG! BANG! バカンス!』(SMAP)
- 2006年:『buzzer beater』(SMAP。シングル『Dear WOMAN』C/W)
- 2002年度から(朝日放送・広島ホームテレビは2003年度から)は、テレビ朝日系列スポーツ中継の統一テーマソングとして他種目のスポーツ中継でも使用されている(2005年前期を除く)。
このほか朝日放送では、1997年までは『ウィーンはいつもウィーン』(行進曲 腸捻転でTBS系列だった時代も使用した)、1998年~2002年までジャズバンド「ブラックボトムブラスバンド」の楽曲をテーマ曲に使用していた。これは関西ローカルや朝日放送発の全国中継だけでなく、テレビ朝日発全国ネットの中継(S-G戦、オールスター、日本シリーズ、並びにプロ野球以外のスポーツ中継も)でもテレビ朝日からの音源を差し替えて使用していた。ただ、1990年以降は全国中継に限って朝日放送出しでもテレビ朝日と同じテーマ曲を使う場合があった。また、2002年-2004年(2003年以後は前期のみ)のテレビ朝日スポーツテーマソングはABCフレッシュアップナイターのテーマソングとしても利用された。1998年には坂本冬美の曲(演歌ではない)がエンディングで使われたこともあった。
また、腸捻転時代の毎日放送は、タイケ作曲の『旧友』を使用していた。
また2004年後期のテーマソング『ARIGATO』にはサビの部分の音程等が違う初期バージョンがあり、7月の放送開始から8月初め位までの約一ヶ月間はこのバージョンが使用されていた。それ以降シングルと同じ通常版が使用されるようになり8月中旬のアテネ五輪あたりからテレビ朝日等では殆ど使用しなくなった。ただし朝日放送はこれ以降も関西のローカル中継内で通常版と使い分けながら使用したり、同年11月28日に放送した第22回全日本大学女子駅伝対校選手権大会の中継でも使用していた。
広島ホームテレビのローカルでは2005年度最初の中継では石田匠の「Red~僕らの広島カープ~」(広島新球場建設「たる募金」共同キャンペーン応援歌)をテーマ音楽にした独自のオープニングを使用したが(番組名は「スーパーベースボール」のまま)、1回使用しただけでその後はテレビ朝日系列全国中継と同じオープニングに変更された。
また朝日放送はオープニングと放送時間内に試合が終了した場合のエンディング位でしかテーマソングを流さないがオールスター戦になるとテレビ朝日と同様にCMに入る際にもテーマソングを流すようになる。 なお、2006年からはローカル・全国ネット関係なくハイライト映像の時にはテーマソングを挿入している。
[編集] 2005年の出来事
- 2005年はサンヨーオールスターゲームを2戦ともテレビ朝日系列で中継した。7月22日の第1戦はテレビ朝日制作でインボイスSEIBUドームから、翌23日の第2戦は朝日放送制作で阪神甲子園球場から中継。(2戦ともスカイ・Aで録画中継あり)(これとは逆だが、以前にも土曜に第1戦を甲子園=朝日放送制作、日曜に第2戦(当時)東京ドーム=テレビ朝日制作の例がある)
- 2005年5月21日、読売ジャイアンツ・東京ドーム主催ゲームがテレ朝系で初めて生放送された。(北海道日本ハムファイターズ戦)これまで民放においては巨人戦の主催試合は日本テレビが独占中継(近年はNHKも総合テレビ=実施日は地上波独占=・衛星ハイビジョンテレビで中継)で行ってきたため、極めて異例のこととなった。(2006年度も巨人主催試合を3試合放送する。中日ドラゴンズ戦、北海道日本ハムファイターズ戦、福岡ソフトバンクホークス戦)この結果、かつて日本テレビともネットを組んでいたメ~テレや広島ホームテレビでは久々の巨人主催試合の放送となるとともに、日テレ系の民放独占が崩壊したこととなる。(CSの日テレG+は巨人主催試合全試合放送をしている為、事実上の崩壊とはならない)
- 2005年9月8日のヤクルトvs巨人戦は、当初は全国生中継(19時から)することになっていたが、巨人が優勝争いから脱落し、視聴率も著しく低下したことから東京ローカルの深夜ディレイ中継に変更された。(なお、BS朝日・フジテレビ739では完全生中継されている)
- 2005年9月28日の阪神vs巨人戦は、阪神の優勝がかかった場合に19時から21時48分まで全国ネット放送する予定だったが、前日の時点でこの日の優勝決定が無くなったため、ABCテレビ(18時24分~21時48分)とスカイ・A(完全生中継&完全録画中継)での放送となった。
- 2005年度の日本シリーズは阪神と千葉ロッテの対戦となったが、テレビ朝日系列では第1戦と第3戦の2試合を中継した。(第6戦の中継も予定していたが、ロッテが4連勝で日本一になったため中継自体が無くなった。)また、スカイ・Aでも地上波の生中継終了後に完全録画放送。BS朝日では、試合当日の夜23時から「速報!!日本シリーズ」と題して、1時間のダイジェストを放送した。
- その2005年度日本シリーズ第1戦、ロッテvs阪神戦(2005年10月22日)は7回裏ロッテの攻撃途中、千葉マリンスタジアムに濃霧が立ち込め一時中断。結局30分余り中断したものの、審判団がこれ以上の試合続行は不可能と判断。日本シリーズ史上初めてとなる濃霧によるコールドゲームという珍事になった。(試合は10対1でロッテが勝利した。なお、通常20時54分からの「ANNニュース」、21時からの「土曜ワイド劇場」以降の番組は25分繰り下げて放送した。)
- 日本シリーズ第3戦、阪神vsロッテ戦(2005年10月25日、甲子園球場)は21時36分に試合が終了した(結果は10対1でロッテの勝利)ため、その日の「ロンドンハーツ」は休止したが、「報道STATION」以降は通常通り放送した。報ステ開始までステーションブレイクは無く、実況の伊藤史隆アナがキャスターの古舘伊知郎に呼び掛けをして野球中継終了となった。
[編集] 2006年の出来事
- 2006年3月25日のパ・リーグ開幕戦、日本ハムvs楽天戦(札幌ドーム、デーゲームで開催)は北海道テレビと東日本放送の2局ネット(テレビ朝日・BS朝日はHTB制作の映像を使用したが解説と実況は差し替えた)で中継した。17時25分まで延長オプションがあった北海道テレビは試合終了まで中継したが、延長オプションがなかった東日本放送は9回表の楽天攻撃中の16時で飛び降りた。しかし北海道テレビが中継を終了したのはそれからわずか15分後のことだった。
- 2006年5月13日放送のセ・パ交流戦、西武vs巨人戦(インボイスSEIBUドーム)でBS朝日での18:00放送開始から7分間、上下分離の状態で映像が乱れてしまう(かく乱状態ではない)放送事故が発生した(BS朝日のロゴ表示は正常の位置で表示されていた)。復旧後、お詫びのテロップを表示した。ちなみに地上波ではちょうど「人生の楽園」を放送している時間帯だった。
- ※なお、テレビ朝日では2006年度は交流戦の巨人戦ビジターマッチ(即ちパ・リーグ加盟チームのホームタウンマッチ)を必ず各1試合全国放送している。ちなみに、3試合ずつ火曜日と土曜日に放送された。
- 2006年7月16日のヤクルトvs巨人戦(神宮球場)の中継は最大延長が21:14までだった。(野球中継の視聴率低迷などを理由に他局が延長時間短縮や延長そのものの中止を行ったことを受けたものとされている。なお大阪地区は差し替え放送で阪神vs中日を中継した)
- 2006年8月13日の広島vs巨人戦(広島市民球場)は野球中継の視聴率低迷を受け、当初予定していた地上波での全国放送を見送りBS朝日と広島ホームテレビのローカルでの中継に変更した(なおBS朝日は全国高等学校野球選手権大会中継(朝日放送と共同制作)のため、終了後の20:20から飛び乗って放送された)。なお、解説は大下剛史と北別府学、実況は広島ホームテレビの渡辺徹アナウンサーが担当し、BS朝日での放送では、制作著作のクレジットはテレビ朝日・BS朝日・広島ホームテレビの3者が連名となった。字幕テロップはBS朝日と広島ホームテレビでそれぞれ異なり、前者はBS朝日単独用テロップ、後者ではローカル用のテロップを使用した。同じカードの9月18日開催分は全国放送どころか広島地方でも編成関係(「TVのチカラ」2時間SP)で生中継せず(24:16~25:46まで録画放送)、BS朝日のみの単独生中継となった。
- 2006年8月27日の阪神vs巨人戦(甲子園球場)の中継は延長なしで20:54までに変更。これも同様に野球中継の視聴率低迷の煽りを受けさせている。同じカード・会場で9月6日の開催分も、朝日放送の大阪地区ローカル(延長なし。20:47以後はサンテレビボックス席リレー中継。衛星のBS朝日も放送なし。スカイ・Aはトップ&リレーと試合終了後の録画中継)に規模を縮小する予定だったが、雨天中止となり中継されなかった。この9月6日分は10月8日に延期されたが、朝日放送では中継せずサンテレビジョン完全中継となる。
- 2006年9月27日の阪神vs広島戦(甲子園球場)の中継は朝日放送の大阪地区ローカルで予定していたが、キー局のテレビ朝日の秋期特番編成を優先することになった。このため、予定していた中継カードはサンテレビボックス席で試合開始から試合終了までの生中継となった。(当初予定していた野球中継枠は「銭形金太郎秋の3時間スペシャル」が放送されていた。)
- 2006年10月1日の阪神vs中日戦は、朝日放送とメ~テレの2局ネットで放送予定されていたが、試合中止となり別番組となった。なおメ~テレは映像のみ配信し実況アナウンスは差し替えるが、現在同局には専属の解説者がいないため、テレビ朝日から大塚光二が派遣され、実況は佐藤裕二アナウンサーが担当することとなっていた。(予備開催日は10月12日。朝日放送担当日の中止だったので大阪地区は朝日放送の編成の都合上サンテレビジョンが中継した。名古屋地区は中継されなかった)
- 2006年10月8・9日のパ・リーグのプレーオフ第1ステージ西武vsソフトバンク戦は両日共にテレビ朝日・KBC別々の製作で放送された。
- 8日(日)・・・テレビ朝日は14:00(BS朝日は12:55)~16:55(15:55までだったが、延長オプションを行使した為)(テレビ朝日製作)で、九州朝日放送は12:55~16:30(KBC製作)
- 9日(祝)・・・テレビ朝日は13:59~16:30、BS朝日は15:00~16:00で九州朝日放送は13:05~17:04で放送された。山口・九州地区の4局(山口朝日放送、長崎文化放送、熊本朝日放送、鹿児島放送)もテレビ朝日製作でネットした。(同じ九州の大分朝日放送、琉球朝日放送と、クロスネット局のテレビ宮崎には配信せず)放送終了時間は16:30までだったが、そのまま16:40まで放送されSBなしでスーパーJチャンネルに繋いだ。
- 2006年10月14日及び15日にパ・リーグプレーオフ第2ステージとして「福岡ソフトバンクホークスvs北海道日本ハムファイターズ」(ヤフーJAPANドーム)を19時から放送する予定だったが、日本ハムが連勝でパ・リーグ優勝を決めたため放送自体が無くなってしまった。
- 2006年10月24日のプロ野球日本選手権シリーズ第3戦及び26日の第5戦の生中継を放送した(セ・リーグは中日ドラゴンズが、パ・リーグは日本ハムが優勝した。第3戦は夜6時から試合終了まで延長して放送される。)。なお、テレビ朝日での野球中継としては初めてのリアルタイム字幕放送を実施。BS朝日は生中継はせず「リーブ21スペシャル・速報!!日本シリーズ」と題した特別番組を23時から1時間編成。
- 24日は夜9時31分まで延長放送をし、「ロンドンハーツ」は夜9時35分、「報道ステーション」は10時29分からそれぞれ放送した。このためそれ以降の番組も35分遅れて放送された。「ロンドンハーツ」の概ねスポンサーは20時台後半~22時台前半まで2回ほどCMが流れ、「ロンハー」筆頭のユニリーバのCMが4回流れた。
- 26日はだめんず・うぉ~か~(木曜ドラマ)の放送が取りやめとなり、21:54からCM抜きで報道ステーションにつなぐ。
- 26日・第5戦では日本ハムが勝ち、日本ハム球団としては44年ぶり、テレビ朝日としては1992年の西武以来実に14年ぶり、民放では21世紀に入って最も遅い胴上げ試合になった。視聴率では関東地区では25.5%(2003年第6戦以来同局と関東キー局としては3年ぶりの25%越え)、名古屋地区(メ~テレ)では31.4%、札幌地区(HTB)では52.5%といずれも高視聴率をマークし、特に日本ハム球団がある北海道のHTBは開局以来最高視聴率を獲得した。また、瞬間最高視聴率も関東では43.5%、札幌地区では73.5%をマークした。
- 2006年11月4・5日の日米野球や11月11・12日のアジアシリーズも全国ネットで放送されたが、視聴率が今ひとつだった。(試合終了まで放送されるのは11月12日のみでそれ以外は11日を除き20:54まで。11日はデーゲーム)なお、11月12日は野球中継延長バージョンに日曜洋画劇場の番組スポンサー12社も用意していたが、前半枠1ターン4社目(キャノン・マーケティングジャパン)でストップしてソフトバンク・モバイルとサントリーの1ターン目以降は流れずに20:52でクロージングした。(この間の4社三菱自動車・小林製薬・カネボウフーズ・キャノン・マーケティングジャパンはこの日だけ3回もCMが流れた。)
[編集] 2007年の出来事
[編集] 解説者
- 東日本放送は専属の解説者を置いていない。テレビ朝日から解説者を派遣することになるが、主に地元東北福祉大学OBである大塚光二が解説席に座る。
- メーテレは2004年に宇野勝が中日のコーチに就任して以来、専属の解説者が不在である。このため、メーテレ向けの差替え実況ではNHK解説者の今中慎二がゲスト解説者として出演したことがある他、テレビ朝日から解説者が派遣される場合がある。
- 朝日放送発全国ネット中継では、これまで在阪民放他局と異なり在京キー局解説者を使わないのが基本方針だった。ただ2004-2005年は巨人OBで兵庫県出身の村田真一がテレビ朝日解説者に加わったことで、さすがの朝日放送も「巨人OBかつ関西人なのに全く起用しないのはもったいない。」と思ったのか、毎回ではないが村田を起用した(他には、現役引退当初の東尾修も、師匠的存在の稲尾和久が当時朝日放送解説者だった縁で出演したことがある)。また、2006年は方針が変わり、朝日放送制作の中継では関西地区ローカルも含めてテレビ朝日からも解説者を1名起用する中継もある他、テレビ朝日制作の中継に朝日放送の解説者を起用する中継もある。
[編集] 過去に担当していた解説者
(■は故人)
- テレビ朝日
(☆はNET時代)
- ■青田昇(→のちに日本テレビズームイン!!朝!「イレコミ情報」御意見番、RFラジオ日本解説者)
- ■秋山登(→テレビ神奈川解説者)
- 浅野啓司(現:白鴎大学監督)
- 荒木大輔(現:西武投手コーチ)
- ■飯田徳治
- ■大島信雄☆
- 長田幸雄
- 落合博満(現:中日監督)
- ■金田正泰☆(毎日放送兼→阪神コーチ・監督)
- 黒江透修(現:東海ラジオ・JSPORTS解説者)
- 佐々木信也☆(フジテレビ739プロ野球ニュースキャスター)
- ■武上四郎<四郎のホット解説>(→巨人コーチ→日本テレビ解説者)
- 野村克也<ノムさんのクール解説>(現:東北楽天監督)
- 林義一
- 広岡達朗(ラジオ関東解説者兼→ヤクルト監督→日本テレビ解説者→西武監督→NHK解説者→千葉ロッテGM→RF解説者など歴任)
- 広瀬哲朗(現:札幌テレビ・STVラジオ・北海道文化放送・文化放送解説者)
- 松岡弘(現:東京MXテレビ解説者、アマチュア野球チーム・西多摩倶楽部監督)
- 松沼博久(現:JSPORTS・文化放送解説者)
- 松沼雅之(現:テレビ埼玉・JSPORTS・文化放送解説者)
- 村田真一(現:巨人バッテリーコーチ)
- 若松勉<若松のジャスト解説>(現:フジテレビ・ニッポン放送解説者)
- 渡辺久信(現:インボイス〔西武2軍〕監督)
- 毎日放送(NET系時代)
- 朝日放送(TBS系時代も含む)
- ■芥田武夫(KRテレビ~TBS系時代)
- 稲尾和久(現:RKB毎日放送解説者)
- ■仰木彬(1993年は九州朝日放送兼任)
- 小川亨(現:文化放送解説者)
- 岡本伊三美(元・近鉄監督→関西テレビ)
- 笠原和夫(同姓同名の脚本家とは別人・TBS系時代)
- 加藤哲郎(現:タレント)
- 門田博光(現在は病気療養中)
- 栗橋茂(現:テレビ大阪解説者)
- 小山正明(現:サンテレビ解説者)
- 佐々木修(現:スカイ・A解説者)
- 島田光二
- 田宮謙次郎
- ■土井垣武
- 中西清起(現:阪神投手コーチ)
- ■根本陸夫
- 花井悠
- 藤田平(現:サンテレビ解説者)
- 藤原満(現:九州朝日放送解説者)
- ■皆川睦雄
- 村上隆行(現:スカイ・A解説者)
- ■村山実(元・日本テレビ系)
- 山本和行(現:NHK-BS解説者)
- 広島ホームテレビ
[編集] 実況・レポーター担当アナウンサー
[編集] テレビ朝日
[編集] 朝日放送
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[編集] 広島ホームテレビ
[編集] 九州朝日放送
[編集] 北海道テレビ[編集] 東日本放送[編集] 名古屋テレビ[編集] その他の出演者
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[編集] 備考
- 朝日放送(ABC)制作以外の巨人のビジター試合は他局と異なり、近年では原則テレビ朝日のアナウンサーが実況しているが、ABC以外の広島ホームテレビ(HOME)や九州朝日放送(KBC)などのANN系列のアナウンサーの全国ネットの登板機会がなく、実況技術が向上されないなど問題視する声や批判的な意見もある。(以前はHOMEやKBCのアナウンサーが担当する場合もあった)
- 現在はテレビ朝日制作の試合は8時前後(攻撃終了およびピッチャー交替時)にメジャー情報を義田貴士・久保田直子アナが担当。
- 交流戦開催期間中は「(スポンサー名)プロ野球完全燃焼クイズ」を実施。毎回、試合に関するクイズを出題。正解者の中から5名様に野球グッズ(2名にサイン入りTシャツ・3名にサイン入りボール)+「大正製薬」時はリポビタンD、「ニッカニューオールモルト」の時はニッカオールモルト、「宝酒造」の時は「タカラcanチューハイ<レモン>読売ジャイアンツ缶350ml1ケース(24本入り)」が進呈している。(朝日放送発の試合では非開催)
- 1980年代後半からは解説者ごとに解説のキャッチコピーがついていた。野村克也「ノムさんのクール解説」、武上四郎「四郎のホット解説」、東尾修「東尾のズバリ解説」、若松勉「若松のジャスト解説」、大下剛史「大下のワイド解説」、落合博満「ミスター三冠王・オレ流解説」といった具合であったが、栗山英樹の「熱血先生」以来、この手のコピーは消えた。
- また野村が解説を務めた時はコンピューターグラフィックを生かした配球解説「ノムラ・スコープ」が行われた。
- 野村克也が解説者として所属していた1981~1989年は、当時広島ホームテレビの解説者だった国貞泰汎と渡辺弘基は全国中継の出番が極めて少なかったが(特に1988年まで)、これは国貞が南海のOBであり(その後広島・太平洋へと移籍)鶴岡一人と関係が深かった事と、野村が南海監督を解任された件で南海OB(特に鶴岡と関係が深かった人物)と確執が生じた事に対してテレ朝・HOMEの双方が配慮したためと思われる。実際、1989年以降東尾修がテレビ朝日の解説者の中心的存在になってからは国貞・渡辺とも出演が増加していた(東尾と国貞は太平洋で1年間同僚だった)。そのため国貞と野村が一緒に出演したのは89年の1回だけである。渡辺は南海OBではなく阪急・広島のOBだったが、国貞との不公平を避けるためか全国ネットへの出番は88年まで少なかった。
- 以前は巨人戦以外のカード(ヤクルト・大洋・西武・日本ハム戦)については火曜~金曜の20時台に1時間だけ、あるいは19:30から1時間半放送したこともあった。この場合、朝日放送で近鉄戦や阪神戦、広島ホームテレビで広島戦、九州朝日放送でダイエー戦に差し替えの時もあった。
この時、木曜日はテレビ朝日のみ19:00から、その他の地域は19:30から飛び乗りとなったこともあった。これは当時19:00~19:30は日本ガス協会筆頭(複数スポンサー)提供・朝日放送制作のアニメ番組枠(「ハーイあっこです」他)であり、日本ガス協会が野球中継への変更をテレビ朝日にのみ認めたためと思われる。この場合テレビ朝日ではアニメ番組を後日代替放送としていた。 - 全国ネットでは、「ドラえもん」をできるだけ放送するため、また、「ミュージックステーション」が生放送番組である事から、金曜日の中継は近年では最小限にしか行っていない。
実際、広島ホームテレビが金曜日に広島主催ゲームのローカル中継を編成した時は、「ドラえもん」終了後の19:30~の放送とし、19:30~のアニメ番組(「クレヨンしんちゃん」等)は後日に、「ミュージックステーション」は同日深夜または後日に代替放送としていた。
ただ、1980年代後半に「ドラえもん」が1時間拡大版となった場合は、拡大版を番組返上として過去の作品の再放送に変更し(予告は翌週のものに差替)、19:30~野球中継とする場合もあった(20:00まではローカルスポンサー)。この結果、広島地区では拡大版スペシャルを視聴することが出来なかった。
また、1995年春には「ドラえもん」拡大版を後日放送として19:00~野球中継としたことがある。ちなみにこの中継は北別府学の公式戦中継での初解説だったが、「ドラえもん」をめぐる広島ホームテレビの一連の対応はテレビ朝日系列全体を見ても極めて珍しいものであった。
また朝日放送でも2003年9月に阪神戦を中継(阪神戦独占中継担当の水曜or日曜の試合中止による予備日の開催復活に伴うものと思われる。サンテレビジョンとのリレーナイターも実施)し、『ドラえもん』『あたしンち』『ミュージックステーション』が翌日に回されたことが一回だけだがあった。
[編集] 伝説的中継
- 1988年10月19日、勝てば8年ぶりのパ・リーグ優勝が決まる近鉄バファローズの対ロッテオリオンズ戦ダブルヘッダー(川崎球場)を通常番組を変更して放送。(大阪地区については15:00開始の第1試合から中継放送を開始)21:15から放送予定のドラマ「さすらい刑事旅情編」も中止し、コマーシャルを一切挿入しなかった。そのまま「ニュースステーション」へカットインして中継。結果は第2試合延長10回4-4と引き分けで近鉄優勝ならず。22時56分、西武ライオンズの4年連続優勝が決定する。
[編集] 放送事故
- 2003年10月22日、阪神甲子園球場で行われた日本シリーズ『阪神タイガース×福岡ダイエーホークス』第3戦、阪神・星野仙一監督のインタビュー途中にCMが挿入される事態(原因は試合中にCMを入れるタイミングを逸したため、野球中継終了までに放送するCM全部を放送しなければならなかったためである)が発生し、朝日放送に視聴者から苦情の電話やメールなどが殺到した。ABCテレビでは2日後の10月24日の『わいど!ABC』で、さらにテレビ朝日系列でも10月26日に放送された日本シリーズ第6戦中継の冒頭で視聴者に謝罪している。
インタビューの模様は、放送終了後のニュースステーションのスポーツコーナーや、スカイ・AとBS朝日の録画中継(更にABCテレビでは翌朝の「おはよう朝日です」でも)で全て放送された。だが、スカイ・AとBS朝日の録画中継ではその後にハイライト映像や解説者などのコメントが一切無いまま放送が終了したので、いずれにしてもお粗末な結果となった。
[編集] 字幕テロップ
右下に表示されており、左側にチーム名(漢字一文字)と得点、右側にカウントが表示される。また、球速表示と球種(球種の判断は原則として西村龍次の担当だが、カードによっては大塚光二や岩本勉などが担当することがある)が横に並ぶ(2001年~2005年までは長らくスコア表示下であったが、2006年より左下に表示されている)。選手データ表示は基本的に左下に独立して表示されるが、2004年はスコア表示にくっついてセンターに表示されていた。 2005年からは再び左下に戻った。色はそのチームのカラー。 現在攻撃中のチームは、チーム名(頭文字)のみが赤く表示。また、得点が入ったときには画面をフルに使い、ビジターチームとホームチームを左右に分け、上段にチームのマスコット、下段に数字が登場。元々の得点数字がボールで隠れ、黄色だった数字が赤く点滅する。
また、BS仕様(BS朝日単独放送の際に使用)もほぼ地上波と同じコーダーだが、書体(BS仕様は地上波仕様より太目の字を使用)などで若干異なっている。(「プロ野球熱闘ライオンズ」などでも使用する。)
- その他各地区の主なテロップの違いについて
- 朝日放送(ABC、近畿広域圏)
全国中継(阪神vs巨人戦、オリックスvs巨人戦)でも使用されるテロップ。仕様としては、2005年までは黒を基調としていたが、2006年度からは2005年までのテレビ朝日タイプをリメイクしたものになっている。サイズも2005年まではテレビ朝日より二回りほど大きいものを使用していたが、2006年よりサイズはテレビ朝日同様となった。なお、チーム名はアルファベットの頭文字を使用。(オールスターのみセ・パのカナ表示)下の球種チェック欄は無く、スコア表示枠の右上に球速のみ表示される。また2006年度から投げている投手の球速がその日最速を記録すると球速表示の上に「MAX」という文字のテロップがでる。 選手データ表示はスコア表示に被さるように出るため同時に出すことが出来ないが、スコア表示が出ている間はその左に簡易的なものが表示されている。攻撃中のチーム表示はテレビ朝日のものと違いチーム名のみならず、隣の数字も赤く点滅する。
得点が入った時の表示は、2005年度までの形は表示直後の数字の色は白で点滅する際の色が黄色であった。2006年度からテレビ朝日制作のものとほぼ同じになっている(テレビ朝日制作のものは得点が入る瞬間に効果音が入るが朝日放送制作のものには効果音はない)。 この他オールスター戦や日本シリーズ等の特別中継になると選手データ表示やスコア表示が青を基調としたデザインになる。また2005年の日本シリーズ(第3戦)から選手データ表示、成績表示のテロップの上の部分がテレビ朝日同様チームカラーの縁取りになっている。
ちなみに2001~2003年までは、「全国高校野球選手権大会中継」で2005年まで使われていたものと同じベースのスポーツコーダを使用していた。なお、制作・著作のテロップ表示は、テレビ朝日が制作協力に係わる場合はロゴ(\tv asahi)の後ろに背景(囲み)を付けずに表示される。(2004~05年前半は背景を付けて表示していたが、テレビ朝日のロゴマニュアルでは禁止されているため、これに朝日放送が配慮したものである。)なお、関西ローカル放送ではABCのロゴのみなので背景を付けて表示している。 なお、ABCのテロップ出しはサンテレビジョンとのトップ&リレー中継(プロ野球・高校野球とも)にも使われている。(ABC製作によるサンテレビ完全中継の時はサンテレビのテロップを使用する)
- 広島ホームテレビ(HOME、広島県)
毎年リニューアルされている他地区とは違い、長年同じものを使用している。右最下部に緑を基調とした横長得点表示、その上にカウントが表示される。左には細長い丸形での選手データ表示が出るのだが(2005年シーズン途中から真ん中表示から左寄りに表示)、最近数試合の成績などは違ったフォントのスポーツコーダを使用している。全国中継(広島対巨人戦)では先行放送(6:30~6:55頃)のローカル枠では使用されるが、19時台からはテレビ朝日用のデザインを使用する。
- 九州朝日放送(KBC、福岡県・佐賀県)
かつては自社制作コーダを使用していたが、2004年からテレビ朝日デザインのものによく似たデザインのスコアテロップを使用(かつての自社制作スーパーインポーズは現在でも高校野球中継などで使用している)。現在のテレビ朝日が使用しているものをほぼそのまま使っている。なお、球速及び球種を表示する枠には常時「KBC SPORTS」と表示されている。
- 北海道テレビ放送(HTB、北海道)
「朝までファイターズ」として放送する場合は日本ハム球団が制作する映像で使われるテロップ表示(青を基調としている)をそのまま使用するが、デーゲームなど「スーパーベースボール」として放送する場合は自社制作コーダによるテロップ表示を使用する。自社制作コーダの場合、右下に黒を基調とした得点・カウント表示一体型で表示される。球速はその上に表示される(但し一般的なもの)。表示の下には黒字に白の縁取りで「SUPER BASEBALL」と書かれている。選手データ表示はスコア表示の左に独立して表示される。なお、「スーパーベースボール」で放送された映像を編集して「朝までファイターズ」として放送する場合も自社制作コーダによるテロップ表示となる。また全国中継となる交流戦の日本ハム対巨人戦はテレビ朝日からテロップ出しが行われるためHTBのコーダは使用しない。
- 東日本放送(KHB、宮城県)
ローカル中継では、楽天ティービーが制作する映像で使われるテロップ表示をそのまま使用するが、全国中継(楽天対巨人戦)ではテレビ朝日からテロップ出しが行われる。
[編集] 関連項目
[編集] 他局内部リンク
- NHKプロ野球(NHK)
- PRIDE&SPIRIT 日本プロ野球(日本テレビ)
- ザ・プロ野球(TBS)
- BASEBALL L!VE(フジテレビ)
- 全力闘球(テレビ東京)
- サンテレビボックス席(サンテレビ)
[編集] 外部参照リンク
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