スモールライト
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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
スモールライトは藤子・F・不二雄のSF漫画「ドラえもん」に登場する架空の道具。スイッチを入れると発光し、その光を物体に当てると、一定期間その物体を小さくできる。反対の機能を持つ道具に、ビッグライトがある。共に形状は懐中電灯型で、普通の乾電池を動力源とする。
効力には時間制限があり、いったん小さくしたものも時間が経つと戻ってしまうことが映画『のび太の宇宙小戦争』の中で描写されている。
またスモールライトは解除光線の機能もあり、解除光線を照射すれば時間制限にかかわらず、小さくした物を元の大きさに戻すことができる。TVや映画では解除光線よりも、スモールライトと逆の効果を持つビッグライトで元の大きさに戻すことが多い。
ドラえもん映画作品での戦闘場面ではしばしば、敵を小さくして戦闘能力を失わせる武器として使用される。
なお初期設定では、ビッグライト同様に物を大きくする機能がスモールライトにも備わっていた(『キングコング』)。『ザ・ドラえもんズ』のゲームコミック1巻収録『親友テレカを手に入れろ!』でも、この設定がスモールライトの「ビッグライトモード」として採用されている。
[編集] 関連道具
[編集] ビッグライト
ビッグライトは、藤子・F・不二雄のSF漫画『ドラえもん』中に登場する架空の道具。スイッチを入れると発光し、その光を物体に当てると、一定期間その物体を大きくすることができる。
『ドラえもん百科』に掲載されている原理説明としては、要するに物体を構成する分子そのものを膨らませて物体全体を大きくするということらしい。ちなみにビッグライトの物質拡大化には上限があり、最大拡大率は100倍で拡大化率が大きいほどエネルギー消費を必要とする。また、惑星や地盤などのようにとめどなく広がるものは拡大化することが出来ない模様。
てんとう虫コミックス21巻『恐竜が出た!?』での初出時は、名称が「デカライト」となっていた。