スターウルフ
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スターウルフは、SF作家エドモンド・ハミルトンによるスペースオペラ。
目次 |
[編集] 小説
- 『さすらいのスターウルフ』 (THE WEAPON FROM BEYOND) 1967年
- 『さいはてのスターウルフ』 (THE CLOSED WORLDS) 1968年
- 『望郷のスターウルフ』 (WORLD OF THE STARWOLVES) 1968年
高重力惑星ヴァルナで生まれたヴァルナ人はすべて、驚異的な敏捷性と怪力、強靭な肉体をもち、凶悪無比の略奪行為を生業としていた。彼らは「スターウルフ」と呼ばれ、全宇宙で忌み嫌われ、恐れられていた。地球人でありながらヴァルナで生まれ育ったモーガン・ケインは、スターウルフの一員として悪徳の限りを尽くしていた。だが、分け前をめぐるいざこざから、仲間の一人を殺してしまう。かつての仲間は、ケインを裏切り者と呼び、彼を殺そうとする敵となった。
傷を負いながらも、宇宙船で辛くも逃走したケイン。だがその宇宙船も破壊され、ケインは宇宙服を着込み、単身で船から脱出する。
宇宙空間を漂流するケインを拾ったのは貧しき惑星、地球の外人部隊の宇宙船だった。外人部隊のリーダー、ジョン・ディルロは、一目でケインの正体をスターウルフであると見抜いた。だが、ディルロはケインを殺さず、そのまま連れて行く事にした。ウルフの手口を知っているケインが傭兵の仕事に役に立つと考えたのだ。
こうしてケインは、ディルロ以外には素性を隠したままで外人部隊の一員となった。そしてスターウルフたちも、仇であるケインを追い続けているのだ。
[編集] テレビ番組
『スターウルフ』は、上記の小説を原案とした、1978年(昭和53年)4月2日から同年9月24日まで読売テレビ制作、日本テレビ系で毎週日曜日19:00 - 19:30に全24話が放送された、円谷プロダクション製作の特撮テレビ番組。アストロノーティカ・ドラマ。アストロノーティカとは監修の糸川英夫がSFという言葉は古いとして、宇宙飛行士を意味する「アストロノート」から作った新語である。 第14話より『宇宙の勇者 スターウルフ』に改題。
[編集] ストーリー
宇宙の略奪集団ヴァルナ星人の戦闘隊ウルフアタッカーが地球を襲撃した。その作戦行動中、アタッカーのエース、モーガン・ケンはトラブルから僚友であり、恋人の兄でもあるスサンダーを射殺してしまう。かつての恋人であったリージャからさえも裏切り者として追われるケン。
危機一髪で脱出には成功したものの宇宙服一つで宇宙空間を漂うこととなったケンは、地球の傭兵集団スペースコマンドの宇宙船に救助される。だが、ケンの不審な態度にスペースコマンドの面々は疑惑の目を向けはじめる。しかしキャプテン・ジョウはケンの正体を察しながらも彼をかばい、スペースコマンドの一員として迎え入れる。
[編集] キャスト
- スペース・コマンド
- ヴァルナ軍団
- ササール帝国軍
- ヨローリン大尉:村松克巳
- ナレーター
[編集] スタッフ
- 企画:円谷皐、佐野寿七、円谷粲
- 原案:エドモンド・ハミルトン「スターウルフシリーズ」(早川書房刊)
- 監修:糸川英夫
- 音楽:前田憲男
- 技斗:大塚秀宣
- 特撮監督:佐川和夫
- 視覚効果:中野稔
- 脚本:阿部桂一、若槻文三、山浦弘靖、荒木芳久、長坂秀佳、安藤豊弘
- 監督:深沢清澄、金谷稔
- 協力:美津濃スポーツ、ミサワホーム、日本ユニバック
- 制作プロデューサー:円谷粲、宍倉徳子
- プロデューサー:加藤弘三 (YTV) 、大橋益之助(電通)
- 制作:よみうりテレビ、円谷プロ
[編集] 主題歌
[編集] 放送リスト
- さすらいのスターウルフ
- 銀河を駆けろ! バッカスIII世
- 今 果てしない宇宙へ!
- 恐怖の恒星間航行
- スーパーウェポンの秘密
- 危険な宇宙案内人
- 愛と憎しみの宇宙
- 死を呼ぶブラックホール
- 熱と光の宇宙ページェント
- 宇宙を燃やす大激戦
- 未知の星の地雷原
- 惑星ミサイルに賭けた命
- 大爆発0秒前
- 宇宙に浮かぶ黒い竜
- いん石群への恐怖の突入
- 二つの顔のサイモナイト
- いざ! 黒い星の決戦
- パニック! 空気を盗まれた惑星
- ケンを狙う赤い流星
- 純金ロボットGC301
- 悲劇の宇宙恐竜ニポポ
- 灼熱地獄・地底人を救え!
- 謎の惑星半獣人
- 大宇宙・宿命の対決
[編集] 豆知識
- バッカスIII世号のレーダー等の船内各種モニター画面に日本ユニバックのメインフレームコンピュータの端末機が使われた("UTS400"の表示)。ササール星の基地内でも磁気テープ装置の使用が確認される。
よみうりテレビ系 日曜19:00枠前半 | ||
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