ジャンベ
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ジャンベは西アフリカの太鼓。英語ではdjembe、jembe、jenbe、yembe、sanbanyiなどと綴る。(読みはジンベ、ジェンベとも)
深胴の片面太鼓である。鼓面の直径は30cmから40cm程度、胴の深さは80cm内外である。胴を横から見ると胴の上部は丸みを帯びており、中央がくびれて、そこからやや太くなりながら鼓面の張られていない端に至る。立って演奏する場合には肩からかけるが、座って演奏する場合には床に置き、全体をやや斜めにして鼓面の張られていない部分が開くようにする。子供などは楽器を寝かせて、楽器に腰掛けて演奏することもある。
鼓面は、鋲などを使って固定されておらず、ひもでくくりつけてあるだけであるので、ひもの締め方で鼓面の張力を調整することは可能であるが、トーキングドラムや日本の鼓のように演奏中に張力を変えることはできない。
バチを使わずに素手で叩く。叩く位置と叩く手の形により、数種の異なる音を出し分けることが可能である。
胴は様々な装飾を施してあることがある。