ジム・キャリー
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ジム・キャリー(Jim Carrey, 本名 James Eugene Carrey, 1962年1月17日 - )は、カナダ・オンタリオ州出身の俳優。
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[編集] プロフィール
子供の頃からコメディアンになる事を夢見ていた。高校をドロップアウトし、15歳で地元のコメディ・クラブの舞台に立つようになった。19歳でアメリカに移った後にスタンダップ・コメディの舞台やテレビ出演で下積みを続け、1984年に映画デビューした。
その柔軟性のある体と顔をフルに使っての演技が受け、初めて主演した『エース・ベンチェラ』が大ヒット。同年の『マスク』もヒットし、コメディ俳優としてトップに立った。下品で単調な顔芸喜劇役者と言われ、彼を嫌う人間も少なくなかったが、近年はコメディ以外にも出演し、演技の幅を広げている。
アカデミー賞には縁がなく、『トゥルーマン・ショー』(1998年)、『マン・オン・ザ・ムーン』(1999年)で2年連続ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞しながらも、その年のアカデミー賞ではノミネートすらされなかった。 元々コメディ俳優には冷たいアカデミー賞ではあるが、プレゼンターとして登場したジム・キャリーが、自分がノミネートされないことを皮肉ったスピーチをしたため、アカデミー会員から嫌われているとも言われている。
1987年に最初の結婚をしたが1996年に離婚。1997年に女優のローレン・ホリーと再婚したが、8ヵ月後に別れている。
2004年にアメリカの市民権を獲得した。
[編集] 主な出演作品
- ペギー・スーの結婚 Peggy Sue Got Married (1986)
- エース・ベンチュラ Ace Ventura: Pet Detective (1994年)
- ジム・キャリーはMr.ダマー Dumb & Dumber (1994)
- マスク The Mask (1994年)
- バットマン・フォーエヴァー Batman Forever (1995年)
- エース・ベンチュラ2 ジム・キャリーのエースにおまかせ! Ace Ventura: When Nature Calls (1995年)
- ケーブルガイ The Cable Guy (1996)
- ライアー ライアー Liar Liar (1997年)
- トゥルーマン・ショー The Truman Show (1998年)
- サイモン・バーチ Simon Birch (1998)
- マン・オン・ザ・ムーン Man on the Moon (1999年)
- ふたりの男とひとりの女 Me, Myself & Irene (2000)
- グリンチ How the Grinch Stole Christmas (2000年)
- マジェスティック The Majestic (2001年)
- ブルース・オールマイティ Bruce Almighty (2003年)
- エターナル・サンシャイン Eternal Sunshine of the Spotless Mind (2004年)
- レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events (2004年)
- ディック&ジェーン 復讐は最高!Fun with the Dick&Jane(2005年)
[編集] 受賞歴
- 1998年『トゥルーマン・ショー』にてゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門)を受賞。
- 1999年『マン・オン・ザ・ムーン』にてゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞。
[編集] 関連項目
- 山寺宏一(吹き替えを担当)