ショタゲー
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少年を対象に抱く愛情・執着をショタコンと呼ばれ、そのような者をターゲット層に有するコンピューターゲームを総じてショタゲー(しょたげー)と称される。「ゲー」とは「ゲーム」の略語であり、これは「クソゲー」などと同様の語法といえる。
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[編集] 概要
必ずしも成人向けゲームであることを問わないが、一般に女性向けのボーイズラブゲームと、男性向けのアダルトゲームにまたがったジャンルであり、特に男性ユーザーは両者に手を出すことも珍しくない。また、男性にとっては腐男子化し、ボーイズラブに足を踏み入れるきっかけとなるものでもある。
ショタに関する事柄については以下の項目を並べて参照されたし。
女性向け作品の場合は、ボーイズラブゲームに属するため少年同士、または青年男性と少年というカップリングが一般的である。しかし、ショタマンガの多くが、男性向けであっても少年同士のカップリングの方が圧倒的に多いことから、ゲームにおいても必ずしも男性向けは異性のカップリングとも言えない。とは言え、もともと男性向けとして作られているショタゲーの場合、飽く迄も男性向けアダルトゲームというカテゴリの一つであり、相手は女性ありきで作られているものが主であるし、キャラクターデザイン的にも一見して女の子のような風体をした少年が多く見られる。ボーイズラブゲーム派に重きを置く腐男子や腐女子には、こうした「おちんちんを付けた女の子にしか見えない、設定だけ少年にしたもの」はあまり印象がよくない傾向が見られ、また、アダルトゲーム派に重きを置くユーザーからはボーイズラブに見られる男の子だけの世界や、いわゆるやおい臭に抵抗を感じる者も少なくない。
[編集] ショタゲーの歴史
同人ソフトやフリーソフト、あるいはいわゆるCG集などは無名のものも数多く、そうしたものを含めるとショタゲーがいつ誕生したのか、明確なところはわからない。また、ショタゲーという呼び名がいつ生まれたのかも不明である。しかし、市販ソフトがショタを扱ったゲームであると自ら明言した作品はSingingCanaryの「少年達の病棟(オリジナル版)」である。これは後に声優によるボイスを収録しシナリオを一新したバージョンが改めてリリースされたが、オリジナル版は2000年5月5日のショタジャンルオンリーの同人誌即売会、'00.5.5.少年系!!で開発中であることが発表され、翌2001年6月15日に発売された。
これに先んじること2000年8月10日にプラチナれーべるから「好きなものは好きだからしょうがない!!」シリーズが発売されている。本作はショタゲーを名乗っているわけではなく、また、特にショタをテーマとして扱った作品でもないが、ヒロインに相当する藤守 直は幼少時に性的虐待を受けているという設定であり、2001年5月25日に発売された2作目「-TARGET†NIGHTS-」ではスチル(ボーイズラブゲームではグラフィックをこう呼ぶ習慣がある)も存在した。また、3作目では主人公である羽柴 空のクローンの青(せい)が上級生によって、4作目では子ども化した空が自らの別人格である夜(よる)にいたずらされるなどの場面が含まれることから、このシリーズをショタゲーと解釈する者も多い。
2001年5月5日、今度はショタジャンルオンリーの同人誌即売会、ショタケットにおいて花梨エンターテイメントが「bois ~機械仕掛けの街~」を発表。これはもともと同人ソフトとして開発されたものであったが、市販ソフトの流通に転換。この際に公開されたポスターでは主人公達が小学生であることが明記されていた。実際に発売されたソフトではそうした記述は全て削除されていたが、市販ソフトの中でこうした明記のあった作品は前述の「好きしょ!」を除くと唯一であり、その意味では正真証明のショタゲーと言えよう。
以上はいずれもボーイズラブゲームの枠に含まれるもので、どちらかと言えば女性向けとされる。一方、男性向けでは2001年10月26日にコンプリーツが「ボクのひみつたいけん」を発売。以後シリーズ化をしていくこととなる。本作は「ショタ主人公の総受け」というコンセプトで構成され、この構図は概ね男性向けソフトの雛型となった。
また、苺みるくは2002年7月26日発売の「たんぽぽ ~Everything Nice~」に先んじて登場キャラタクーの人気投票を募集した。本作もショタゲーではなくロリゲーであったが、ヒロインキャラクターよりも主人公を含む少年キャラに人気が殺到し、シナリオの苦魔鬼轟丸は急遽、誰とも結ばれないルートの結末としてライバルの少年カーツとのボーイズラブ的な展開を挿入するに到った。なお、この発売後に改めてキャラクターの人気投票を募集した結果、またしても上位3人が少年キャラとなった。
こうした一種の社会現象とも受け取れる状況を経て、ショタゲーという呼称はともかく、ゲームの中にショタという要素を盛り込むという考えは、特に男性向けソフトにおいて急速に広まり、前述の「たんぽぽ」のように本来ショタゲーでは無くとも隠しキャラや隠しイベントとしてショタとの絡みや、それを思わせる展開を盛り込むものが増えていくこととなる。
[編集] ショタゲー作品の一覧
【凡例】
※ 同人ソフトから市販ソフトへ一度でも昇格したものは「女性向ソフト」または「男性向ソフト」とする。
※ 「女性向ソフト」と「男性向ソフト」の別の難しいものやグレーゾーンと思われるものは、そのソフトの主な公告媒体となった雑誌や書籍等が強くターゲット層とするものを採用する。
[編集] 女性向ソフト
[編集] 男性向ソフト
- 恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの
- 大好きな先生にHなおねだりしちゃうおませなボクの/私のぷにぷに
- ときどきパクッちゃお!
- ねがぽじ ~お兄ちゃんと呼ばないでっ!!~
- ヒミツたいけんシリーズ
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- ボクのヒミツたいけん
- もっとヒミツたいけん
- ボクの「なつやすみ」ヒミツたいけん
- ROSARIUM -繋がれた少年-
- ゆりね~おねえさまがおしえてくれた~
- ナイショのよりみち
- ろーでび ~小悪魔的偏愛論~
- ひめしょ!
このほか、ショタに対する特別な描写がないにしても、多少なりともショタゲーのような内容を盛り込んだ男性向ソフトは非常に多い。
[編集] 同人ソフト
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