サガ
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サガ(Saga. サーガとも表記する)とは、古代北欧の叙事史である。12世紀から14世紀にかけて編纂された。大まかに分けて三つに分けられる。アイスランドで伝承された物語をアイスランド・サガ、ノルウェーに伝わる中世の物語を王のサガ。また文学的要素を含め想像において書かれた伝説のサガがある。ヴァイキング時代のスウェーデンの族長について書かれたサガも存在する。エッダが神話・英雄伝説を集めたものなのに対し、サガはノルマン人の植民前後の歴史的な出来事を年代記風に記述したものである。
1477年、クリストファー・コロンブスが大西洋の果ての情報を求め、アイスランドへ渡航し、アイスランド・サガを閲覧したという。