コマンドー
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コマンドー(Commando)は1985年にアメリカ合衆国で製作されたアクション映画。マーク・L・レスター監督。前年の「ターミネーター」の悪役でブレイクしたアーノルド・シュワルツェネッガーの人気を不動のものとしたヒット作であり、その頑強で人間離れした肉体で画面に説得力を与えるヒーローに扮している。日本での公開は1986年2月。
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[編集] スタッフ
- 監督:マーク・L・レスター
- 製作:ジョエル・シルヴァー ローレンス・ゴードン
- 脚本:スティーヴン・E・デ・スーザ
- 撮影:マシュー・F・レオネッティ
- 編集:マーク・ゴールドブラット
- 音楽:ジェームズ・ホーナー
- 主題歌:パワー・ステーション The Power Station 『We Fight For Love』
[編集] キャスト
- ジョン・メイトリックス - アーノルド・シュワルツェネッガー
- シンディー - レイ・ドーン・チョン
- アリアス - ダン・ヘダヤ
- ベネット - ヴァーノン・ウェールズ
- ゲン・フランクリン・キルディ - ジェームス・オルソン
- サリー - デビット・パトリック・ケリー
- クック - ビル・デューク
- ジェニー - アリッサ・ミラノ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
コマンドー隊長を引退して一人娘と暮らしていたメイトリックスはある日、娘もろとも拉致される。犯人は、彼自身が政権から引き摺り下ろす工作を指揮した独裁者・アリアスの一味で、かつての部下だったベネットも加わっていた。メイトリックスは娘の命と引き換えに、現指導者の暗殺を強要されるが、乗せられた飛行機から脱出するとすぐさま、アリアスの拠点(=娘の居場所)を突き止めるべく、行きがかりの飛行訓練生・シンディーを巻き込んで行動を開始する。彼女の知識や機転(モーテルの部屋で娼婦を装う・拘束されたメイトリックスの護送車にロケットランチャーをブチ込んで救出 等々)や、飛行機の操縦の腕にも助けられて、アジトの存在する島に充分な装備で乗り込んだ彼は、単身、敵を殲滅し、娘を奪還するべく闘いを始める…
序盤の「お荷物」発言やラストの蒸気抜きは圧巻である。
[編集] 豆知識
- この作品と同じくシルヴァー/ゴードン製作・デ=スーザ脚本の「ダイ・ハード」(1988年)で、劇中に挿入される中南米のニュースは、アリアスの故国という設定である。
- シュワルツェネッガーやチョンが撃って、ひときわ強い印象を残す4連装のロケットランチャーは実在する。制式名称をM202A1フラッシュ[FlASh; Flame Assault Shoulder Weapon (火炎強襲攻撃用肩撃ち式兵器)]といい、火炎放射器の後継として使用されているものである。