ガルダ (機動戦士Ζガンダム)
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ガルダは、アニメ『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』、ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場する、架空の兵器。地球連邦軍の開発した、超大型空中輸送機の等級である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 機体解説
全長317m、全幅524mという大きさを誇る超大型輸送機(空中輸送艦と表記されることもある)。内部の大半がペイロードで占められており、最大積載量は9,800トン。大気圏内を飛行する機体としては史上最大級の輸送機である。
地球を2周できるほどの航続距離を持ち、陸上・海上のどちらからでも離発着が可能(ただし、本機を運用できる滑走路を備えた飛行場はジャブローなどの非常に大規模な基地ぐらいにしかない)。
モビルスーツを多数搭載でき、飛行中にシャトルを打ち上げる事も可能である。ジャブローを脱出したモビルスーツの多くをアウドムラとスードリの2隻で収容できたことから、収容能力は極めて高い。
元来は輸送機であるために武装は対空機銃ぐらいでメガ粒子砲などは備えていない。そのために左右のハッチや機体上面に乗ったモビルスーツが射撃を行い、内蔵火器代わりの役割を果たす。しかし、ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズに登場した際は、両翼部にメガ粒子砲を搭載していた。
[編集] 同型艦
ガルダ級の総数は資料によって異なるが、4機または5機とされている。『Ζ』放送中の富野由悠季の発言によれば、当初ガルダは4機しか存在しない(それぞれ東西南北の神の名を付ける)つもりだった、増えたとしても6~7機だろうとのことである。
[編集] ガルダ
「ガルダ」はガルダ級1番機の名前とされているが、画面上には登場しない。ただし、小説版の冒頭においてテンプテーションを打ち上げた機体は単にガルダとしか呼ばれていないため、これが1番機の可能性が高い。
[編集] アウドムラ
カラバの所属で、エゥーゴの地球上における攻略作戦において旗艦として使用された。艦長はハヤト・コバヤシ。名前の由来は北欧神話に登場する巨大な牛アウズンブラから。
元々は地球連邦軍ジャブロー基地に配備されていたが、エゥーゴがジャブロー降下作戦において同基地から脱出する際に奪取した。色は赤。最終的にはカラバに譲渡され、カラバの空中拠点となった。
機体にはシャトル用のブースターが備えられており、このブースターを使ってクワトロ・バジーナを宇宙に送り届けた。
第一次ネオ・ジオン抗争でのダブリンへのコロニー落としの際、民間人を救出するため出撃するが、同地でラカン・ダカラン率いるネオ・ジオン部隊の攻撃を受けて大破した。
ちなみに、アウドムラに備えつけられている石鹸は「ヘレンヘレン」。
[編集] スードリ
ブラン・ブルターク、ベン・ウッダーが指揮を取った機体。色は緑。アウドムラを迎撃するために度々交戦するが、最終的には撃墜された。地球連邦軍所属。名前の由来は北欧神話で南方をつかさどる小人スズリから。
[編集] メロゥド
キリマンジャロからダカールへ向かうアウドムラを追撃した機体。色は灰色。地球連邦軍所属。『機動戦士ガンダムΖΖ』でラカン・ダカランが使用したガルダ級はこのメロゥドか。
[編集] ガーウィッシュ
ゲームソフト『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場する機体。地上シナリオでのプレイヤー・キャラクターの母艦。地球連邦軍所属。