ガシャポン戦士
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ガシャポン戦士(がしゃぽんせんし)は、バンダイベンダー事業部がカプセル自動販売機(ベンダー)で販売していた塩化ビニル製のカプセル玩具。
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[編集] 概要
ガシャポンには実に様々な商品があるが、ガシャポン戦士といえば主に『ガンダム』や『パトレイバー』などのサンライズ (アニメ制作会社)の製作したテレビアニメに登場するロボットや主人公たちを立体化したもののことを指す。もちろんそれ以外の商品もある。個々の形式はそれまでのスーパーカー消しゴム、怪獣消しゴム、キン肉マン消しゴム(キン消し)などと同じような単一色の塩化ビニルからなるが、新しくなるにしたがってプラスチック製の部品が追加されるようになった。現在は販売していないが、SDガンダムフルカラーがその後を担っている。
購入方法は、カプセル自動販売機の硬貨を入れる部分に100円硬貨を一枚入れると、ドラム部分をまわすことができるようになる。一回ドラムを回すごとにカプセルを一つ買うことができる。一つのカプセルに二つ商品が入っていることが一般的であったが、機兵などの大型商品の場合は一個しか入っていない。この他にも内容によってカプセル一個に入っている商品の個数に差がある。
[編集] 呼称
呼び名は『ガシャポン戦士』の他にも『ガチャポン戦士』やガンダム系の商品のみ『ガン消し』などと呼ばれていた。
『ガチャポン戦士』はバンダイがファミコンのディスクシステム対応ソフトとして1987年に発売した、初めてのSDガンダムのゲームである『SDガンダムワールド ガチャポン戦士スクランブルワールド』がその由来である。 『ガン消し』の名の正確な由来は不明であるが、素材の塩化ビニルが消しゴムのように柔らかかったことと、ほとんどの商品の足の裏に直径が鉛筆と同じ大きさの穴が開いていて、鉛筆の削られていない方を商品に挿し、さながら消しゴムつき鉛筆のようにすることができたからだと推測される。ただし実際には鉛筆で書いた文字を消すことはできず、黒みをのばすだけでいたずらに商品とノートを汚すだけであった。
ガチャポンおよびガシャポンの名前の由来については各リンクを参照のこと。
[編集] 派生商品
- SDガンダムミニマム
- SDガンダムフルカラー