カルロス・カスタネダ
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カルロス・カスタネダはその著書とされる本には、1931年ブラジル生まれUCLAで文化人類学を学び、ヤキ・インディアン呪術師の下で修行するとある。が、実在の人物ではなく哲学的パフォーマンスよって演じられた架空の人物ではないかとの指摘が近年なされている。 カルロス・カスタネダの一連の著作は、ニューエイジ運動などに影響を与え、日本では中沢新一が紹介者的役割を担った人物の一人である。執筆家の永沢哲がとりあげたり、漫画家の藤原カムイの初期作品に影響が見られる。 おなじく外薗昌也の漫画『ワイズマン』は直接の影響関係にある。 また、ネオ・シャーマニズムのリーダー的存在と見なされ、心理療法家のアーノルド・ミンデルはその著『シャーマンズ・ボディ』でカスタネダの示したメソッドを発展的に紹介している。
[編集] 著作とされる文献リスト
- 『呪師と私 ドン・ファンの教え』
- 『呪術の体験 分離したリアリティ』
- 『呪師に成る イクストランへの旅』
- 『呪術の彼方へ 力の第二の環』
- 『呪術の夢見 イーグルの贈り物』
- 『意識への回帰 内からの炎』
- 『沈黙の力 意識の処女地』(いずれも二見書房)などの邦訳がある。
[編集] 参考文献
- 中沢新一 『チベットのモーツァルト』
- 永沢哲 『野生のブッダ』
- アーノルド・ミンデル『シャーマンズ・ボディ』青木聡・訳
[編集] 関連項目
- ネオ・シャーマニズム
- ニューエイジ