カネツフルーヴ
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性別 | 牡 |
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毛色 | 黒鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1997年4月26日 |
死没 | (現役種牡馬) |
父 | パラダイスクリーク |
母 | ロジータ |
生産 | 高瀬牧場 |
生国 | 日本(北海道新冠町) |
馬主 | カネツ競走馬(株) →(株)ローレルレーシング |
調教師 | 山本正司(栗東) |
競走成績 | 35戦10勝 |
獲得賞金 | 4億3482万9000円 |
カネツフルーヴ(1997年 - )は日本の競走馬である。名牝ロジータの仔で、ダート路線で活躍した。非常に馬格の雄大な馬で新馬戦の馬体重が530kg、引退時には556kgにまで増えていた。フルーヴとはフランス語で「大河」という意味。Riverman(リヴァーマン)→Irish River(アイリッシュリヴァー)→パラダイスクリーク→カネツフルーヴと代々川に関係する名前が付けられている。
※馬齢は新表記で統一する。
目次 |
[編集] 戦績
1戦目2戦目と芝で勝ちきれなかったが、ダートに変わった3戦目の未勝利で7馬身差の圧勝。500万条件2レースを経てスプリングステークスへ出走し3着と好走、皐月賞の優先出走権を得るが本番では13着と惨敗。この後芝で2レース、ダートで2レース走ったところで脚部不安が出たため休養に入った。
明け4歳となった2001年1月の八坂特別(900万条件)で復帰し、4馬身差で圧勝。次走ではレコード勝ちを収めいよいよ本格化かと思われたが、3月の仁川ステークス4着の後深管骨瘤という病気を発症し再び休養に入る。
復帰後は準オープンで堅実な結果を残し、2002年5月の東海ステークスでも5着と健闘、陣営は次走に帝王賞を選択した。さすがに6番人気とさほど注目はされなかったが、4コーナーで先頭に立つとそのまま押し切って優勝。初重賞制覇がGIとなった。その後は夏負けの影響もあってかJBCクラシック3着、ジャパンカップダート11着、東京大賞典9着と不本意な結果に終わる。
明け6歳となった2003年1月の川崎記念で復活の優勝、母ロジータとの母子2代制覇を達成した。フェブラリーステークスでは14番人気の低評価ながら逃げ粘り4着入線。そしてダイオライト記念、オグリキャップ記念を連続レコード勝ちしたのだが、オグリキャップ記念のゴール直後になんと転倒し外傷を負ってしまう。縫合手術を受け、思わぬ形で再度の休養を強いられることになった。秋には復帰できたが結局この後勝利することはできず。翌年2004年5月の東海ステークスでシンガリ負けを喫したのを最後に現役を引退、種牡馬となった。現在は優駿スタリオンステーションに繁養されている。初年度産駒は2008年デビュー予定。
[編集] 主な勝ち鞍
[編集] 兄弟
- シスターソノ(産駒のレギュラーメンバーがダービーグランプリ、川崎記念、JBCクラシック1着)
- イブキガバメント(朝日チャレンジカップ、鳴尾記念1着)
- オースミサンデー(弥生賞2着)
- アクイレジア(ジャパンダートダービー2着)
[編集] 血統表
カネツフルーヴの血統 (ネヴァーベンド系/Never Bend4×4=12.50% Little Hut4×5=9.38%) | |||
父
*パラダイスクリーク Paradise Creek 1989 黒鹿毛 |
Irish River 1976 栗毛 |
Riverman | Never Bend |
River Lady | |||
Irish Star | Klairon | ||
Botany Bay | |||
North of Eden 1983 鹿毛 |
Northfields | Northern Dancer | |
Little Hut | |||
*ツリーオブノレッジ | Sassafras | ||
Sensibility | |||
母
ロジータ 1986 鹿毛 |
*ミルジョージ Mill George 1975 鹿毛 |
Mill Reef | Never Bend |
Milan Mill | |||
Miss Charisma | Ragusa | ||
*マタティナ | |||
メロウマダング 1981 鹿毛 |
*マダング | Habitat | |
Jellatina | |||
スピードキヨフジ | *チャイナロック | ||
イチシンヒカリ F-No.4-m |
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