オフ・ザ・ボール
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オフ・ザ・ボール(Movement off the ball)
主にサッカーにおいて、ボールを触っていない状態のプレーの事。
オフ・ザ・ボールでは選手は絶えず動き、対峙する敵選手より少しでも有利なポジションをとろうと競り合ったり、意図とは逆の動き・騙す動きをして動いたり止まったり、敵やDFラインをかく乱、威圧したり、激しく入れ替わるので攻守側関係なくチェイシング(マーキング)していたり、スペースを埋めたり、バランスをとったり、味方に指示を与えたりしている。 GKでさえも絶えず細かく動いているものだ。
サッカーでは一試合90分として一人の選手がボールに触るのは多くて5分程度、85分間はこのオフ・ザ・ボールとなる。オフ・ザ・ボール(のプレー)が如何に重要か分かるだろう。
オフ・ザ・ボールのプレーによってオン・ザ・ボールのプレーの良し悪しがすでに決まっているといって良い。 それはボールを追いかけるTVでは映らない。スタジアムに足を運び、一選手の動きを長く直視、観察して学ぶものである。