ウメバチソウ
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ウメバチソウ | |||||||||||||||||||||
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ウメバチソウ(尾瀬・2004年08月撮影) |
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Parnassia palustris | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ウメバチソウ(梅鉢草) |
ウメバチソウ(梅鉢草、学名:Parnassia palustris)とはユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草。東アジア北部・樺太・千島・北海道~九州・台湾に分布する。山地帯から亜高山帯下部の日の当たりの良い湿った草地に生える。
根出葉は柄があってハート形。高さは10~40cmで、花茎には葉が1枚と花を1個つける。葉は、茎を抱いている。花期は8~10月で2cmほどの白色の花を咲かせる。
ウメバチソウ属は北半球の高山・寒帯などに数種が分布する。APG植物分類体系では独立のウメバチソウ科(ニシキギ目)としている。
和名の由来は、梅鉢紋に似ているから。
[編集] コウメバチソウ
コウメバチソウ(小梅鉢草、学名:Parnassia palustris var. tenuis)は、ウメバチソウの高山型の高山植物。北海道~中部地方以北の高山帯に分布する。
母種のウメバチソウとの違いは、コウメバチソウの仮雄しべが7~11裂するのに対し、ウメバチソウは12~22裂している。