イングランド人とアイルランド人とスコットランド人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イングランド人とアイルランド人とスコットランド人(イングランドじんとアイルランドじんとスコットランドじん、An Englishman, an Irishman and a Scotsman)はイギリスで人気のジョークのネタである。この種の話には3人ないし4人のグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国の各民族が登場する。外国人恐怖症や民族差別だと言われる恐れから近年この手のジョークは一般的でなくなりつつある。
[編集] 形式
ジョークは「イングランド人とアイルランド人とスコットランド人が~」("An Englishman, an Irishman and a Scotsman...")(登場人物の民族的属性)で始まり、彼らが登場する。そしてオチには各自の国民性が反映される。
例:イングランド人とアイルランド人とスコットランド人が島に取り残された。イギリス人が真鍮製の飾り物に躓いてそれを拾い上げ、「おい、これは魔法のランプだ。」と言った。スコットランド人がそれをこするとランプの精が出現し「3つの願い事をかなえましょう。」と。するとイングランド人は「帰ってパブでのんびりしたい。」と願いをした。そして彼は消えた。スコットランド人は言った。「帰ってフィッシュ・アンド・チップスを一袋食いたい。」すると彼も消えた。アイルランド人は足を進めつつ言った。「うーん…、一人ぼっちだ。彼らが戻ってくれればいいのに。」