アルマイト
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アルマイト(和製英語 alumite)は、アルミニウムの表面を酸化させ,コーティングする技術の総称。陽極酸化処理とも言う。アルミニウムの耐食性、耐摩耗性の向上、及び装飾を目的として行なわれる。その、コーティングを酸化皮膜と言う
希硫酸やシュウ酸などを用いて電気分解することにより、アルミニウムの表面を強制的に酸化させ酸化アルミニウムAl203の酸化皮膜を短時間で形成した後、低圧水蒸気の吹き付けによって多孔質構造を破壊して仕上げる。この過程で酸化皮膜の表面に染料を吸着させて着色することも可能である。
1929年に理化学研究所で開発された。当時アルマイトは登録商標(商品名)だった。
酸化アルミニウムは非常に硬質であり耐久性に優れるが、酸やアルカリに対しては腐食される。