アペンドディスク
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アペンドディスク (appned disc) とはコンピュータソフトウェア用の追加データや追加プログラムが収録されたディスク(フロッピーディスク、CD-ROM、DVD-ROMなど)のことである。
基本的にアペンドディスク単体では意味が無く、ゲームソフト本編(キーディスク)が無いとプレイできない。あるいは、アペンド単体でプレイできたとしても機能が制限される。
PCゲームでは光栄(現コーエー)の「パワーアップキット」がさきがけと思われる。
[編集] 家庭用ゲームでのアペンドディスク
家庭用ゲームではコナミのプレイステーション用の音楽ゲームの「ビートマニア」で初めて採用された。「ビートマニア」起動後、アペンドディスクモードを選択し、ディスクをアペンドディスクに交換することで追加曲をプレイすることが可能になる。同社のポップンミュージック、ダンスダンスレボリューションシリーズでも採用された。
コーエーのアクションゲーム「真・三國無双2 猛将伝」では真・三國無双2には収録されていなかった7人の武将の無双モード(シナリオモード)が収録されていたり、護衛兵のエディットが可能になっている。
スクウェアエニックスのMMORPGの「ファイナルファンタジーXI」では拡張データディスクと呼ばれ、「ジラートの幻影」、「プロマシアの呪縛」、「アトルガンの秘宝」と毎年新たなアペンドディスクが発売され、新ジョブ、新ストーリー、新エリアなどが追加されている。
[編集] 特徴
ゲームをプレイし尽くしたユーザーにも新たなデータを追加ディスクの形で配布することで、ゲームの新しい楽しみを提供することができる。発売後にプレイヤーから出された要望をメーカー側が汲み取ることができるため、ユーザーのニーズに応えることができる。ゲームシステム等は本編から流用できるため、制作コストを抑える事が出来、価格も安価にできるといったメリットがある。