かんむり座R星
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かんむり座R星(かんむりざアールせい)は、かんむり座にある有名な爆発変光星で、かんむり座R型変光星の代表星として知られている。学名はR Coronae Borealis(略称はR CrB)。1795年にエドワード・ピゴットにより発見された。
[編集] 物理的性質
5.71等から14.8等の間を不規則に変光する。スペクトル型はC0,0(F8pep)の黄色超巨星である。この型の星のスペクトルの特徴は炭素の吸収線が強く、水素の吸収線が非常に弱いことである。これは星の大気が水素が欠乏し、炭素が過剰になっていることを示している。
このタイプの星は通常はほぼ一定光度で輝いている(ごくわずかに脈動するものもある)。だが時々数等ほど暗くなる。変光原因は大気中の炭素が上層部に達すると冷却して煤となり、星の光を覆い隠すからと考えられている。大気の下層部まで煤が来ると温度が高くなるので煤は蒸発し星は元の明るさに戻るとされている。
かんむり座R星までの距離は非常に遠く、約4000光年と考えられている。
[編集] R CrBの導入法
かんむり座はうしかい座とヘルクレス座の間にあり、うしかい座は主星のアルクトゥルス(0等星)から容易に見つけられる。かんむり座は分かりやすい形をしているが、主星のゲンマを除けば暗い星ばかりなので、都市部では肉眼で見つけるのは難しい。思い切って双眼鏡で探すのも1つの方法である。
R CrBはゲンマとι CrBの間に位置する。